6月19日、『毛の生えた拳銃』(68年 若松プロダクション)をDVDで観る。監督 大和屋竺。本作は『ルパン三世』の脚本家として知られる大和屋竺が若松プロの三百万映画シリーズと呼ばれた低予算映画のメガホンを取った監督第三作。本作がきっかけで『ルパン三世』の企画が大和屋に持ち込まれたというから50年経過しても次作が待たれる看板番組の原石とも言える。主役の殺し屋コンビを演じるのは麿赤兒と大久保鷹。組織に恋人を暴行された仕返しに組長を刺した若者を殺す仕事の報酬が割に合わないと30万で見逃してやろうかと若者に寝返るも逆に殺されかける。このシーンに登場するダイナマイトが花火の様で興覚めだがそれも狙いだろう…