《内容》理想の女性を追いつづける男の哀しみを描く「冬の夢」。わがままな妻が大人へと成長する「調停人」。親たちの見栄と自尊心が交錯する「子どもパーティ」。アメリカが最も輝いていた1920年代を代表する作家が、若者と、かつて若者だった大人たちを鮮やかに描きだす珠玉の自選短編集。 フィッツジェラルドの短編集は初めてです。 何も知らずに買ってみたんですが、「冬の夢」が良すぎてびっくり…というかギャッツビー味があってうぉおおおお!ってなりました。(語彙力) 冬の夢 だが誤解してはいけない。冬の夢の初期段階で金持ち階級へのこだわりがあったとしても、この若者が上ばかり見ている俗物だったのではない。きらきら輝…