知恩寺秋の古本まつりの成果。いつも100円均一台でお世話になっている三密堂書店から『内観』を2部、各500円。「内観法」の「内観」かと手にとったが、そうではなかった。茅原華山らが出していたタブロイド判の雑誌である。初めて見たので、購入。27号,大正11年6月1日と30号,同年9月1日。編輯兼発行人は茅原退二郎、発行所は東京府荏原郡大崎町の内観社。 華山の孫茅原健氏の『民本主義の論客茅原華山伝』(不二出版、平成14年12月)によれば、同誌は大正9年4月創刊。同人は、茅原華山、藤井真澄、井田秀明、今井美夫、茅原退二郎(華山の次男で、健氏の父)。同書には、「異色の寄稿者たち」が紹介されているので、主…