福島県天栄村の山あいに佇む「岩瀬湯本温泉 ひのき風呂の宿 分家」は、築150年を超える茅葺き古民家を改装したわずか四室の小さな温泉宿。日本の原風景を思わせる里山の風景の中で、檜の香りに包まれた湯浴みと、囲炉裏を囲む素朴な料理が旅人の心を癒します。 ■ 歴史を感じる茅葺きの宿 江戸時代末期に建てられた曲がり屋をそのまま活かした建物は、太い梁や黒光りする柱など、古民家の趣を色濃く残しています。宿名の「分家」は、かつて本家から湯を分けてもらったことに由来。長い年月を経てもなお、当時の温もりが宿全体に息づいています。 ■ 檜の香り漂う源泉かけ流しの湯 男女別の大浴場はすべて檜風呂。湯舟いっぱいに広がる…