まさに春の嵐といっていい天候の中、利休を偲んでの茶会を開いた。 千利休の忌日 利休忌としてこの時期、各流派で茶会がひらかれている。 天正十九年二月二十八日、豊臣秀吉の命を受け自死した。 新暦では表千家不審庵は二十七日、裏千家今日庵と藪内燕庵は二十八日に 挙行する。 毎月二十八日には聚光院で三千家が交代で供茶釜をかけ、 各流派でも行っている。 利休の肖像又は居士号を掛け、その前に三具足を飾る。 三具足とは仏事に用いる「香炉」「華瓶」「燭台」を指す。 釜は釣釜又は阿弥陀堂釜、国師釜をかける。 花は菜の花を手向ける。 その後七事式を催すのが恒例となっている。 「辞世の句」 人生七十 (じんせいしちじ…