履 歴 稿 紫 影子 香川県編 屋 島 3の2 私達親子は、その茶店で一休みしてから更に頂上への道を歩いたのであったが、その道道「あの茶店を食わずの梨の茶店と言うのは、弘法大師と言う傑僧が屋島寺を開山しようと此の道を登った時に、それが杣夫の住んで居た家であったのかも知れないが、その家の前に在った1本の梨の木に、梨の実が沢山熟して居たので、「私は、今朝から何も食べて居ないので餓じいから、あの木に実って居る梨を一つ恵んで欲しい」と、喜捨を懇請した時に、その家の主婦が、「この梨の実は、中が炭と同じてあって、とても人には食べられない」と言って喜捨をすることを拒んだそうであった。 ところが「そうか。それ…