『鶴川日記』白洲正子 PHP 文芸文庫2012年6月1日 第1版第1刷*本書は、1979年文化出版局より刊行された『鶴川日記』を再編したものです。 図書館の棚で見つけた本。白洲正子さんは、白洲次郎さんの妻として有名であると同時に、当時の女性としては、自立したというのか、自己主張をするというのか、時代の先をいく女性像の代表のような方。能に造詣が深く、世阿弥を研究されていた。また、親しく交流していた青山二郎や小林秀雄の影響を受けて骨董も愛していた。伯爵家の生まれであり、強く、美しい女の代表、、、って感じだろうか。 白洲正子さんと小林秀雄にまつわる骨董の話は、松原友生の『骨董と葛藤』を読んだ時に、へ…