華僑は中国における出身地・出身集団に対して強い帰属意識を持つ場合が多い。これに対して、移住先の国籍を取得する・移住先の文化に染まって育つなど、中国における出身集団の影響が薄れ移住先の国に定着した者を華人という場合がある。 具体的には現地国籍を持つ二世以降から華人と呼ばれる。
関連語:華僑 中華人民共和国 中国
インドネシア マラン(Malang)にあった建源の製糖工場著作者:不明, CC BY-SA 3.0 DEED File:COLLECTIE TROPENMUSEUM Suikerfabriek Krebet Malang TMnr 10011672.jpg - Wikimedia Commons 過去にタイの包装機械市場に携わった際に「建源グループ」というタイの会社を耳にしたことがある。 この会社をご存知の方はいらっしゃるだろうか? 包装・印刷機器業界に詳しい人なら、この名前を聞いたことがあるかもしれない。 この会社は主に欧州製の包装機や印刷機をタイはもちろん、カンボジア、ラオス、ミャンマーな…
こんにちはMAKEです。今回は中国語を学ぶことについて考えてみます。 中国語を話せるとメリットはあるのか? 答えは当然イエスです。 好む好まざるに関わらず今後の世界は中国を中心に回っていきます(振り回されるといってもいいかもしれませんが)。サービス業、製造業あらゆる業種で中国とのビジネスに関わっていかなければなりません。 すでに中国が好きか嫌いかの問題ではないのです。 中国語を話すのは中国人だけではない 中国の人口は現在すでに14億人強です。 ただし世界で中国語を話すのはこの14億人だけではありません。世界中に散らばった華僑、華人も中国語を話すため実際の中国語人口はもっと多い数になります。 特…
こんにちは、タイ在住のもりすと申します。 早速ですが、タイの北部には中国人がたくさん住んでいることをご存じでしたか。 華人と呼ばれる人たちです。 華人が多く住む村のひとつに、熱水塘という村があります。 チェンマイ北部のこの村付近だけで、3千世帯、2万人ほどが住んでいるらしいです。 今回はタイ北部の華人の歴史を少し勉強してみましたので、ご紹介しますね。 まずは歴史のおさらい 現在の中国村の雰囲気 自分にしてほしいと思うように相手にする まずは歴史のおさらい 毛沢東氏が中華人民共和国を樹立したのが1949年。 いわゆる共産党政権である。 当時中国国内で権力闘争を行っていたのが、蒋介石氏が率いる国民…
ベトナムのレアアース埋蔵量は中国に次いで世界第2位で、世界の18%を占めるが、そのほとんどはまだ開発されていません。ベトナムのレアアース採掘は、現在のところ、主に同国の北西部と中央高地に集中しており、中国と米国が籠絡を競っています。
マレーシアは多様な民族や文化が共存するマルチカルチャーな国であり、その特性を活かしたマーケティング戦略が注目されている。マレーシアの市場を理解するためには、まずマルチカルチャー社会の概要を知ることが重要だ。マレーシアではマレー人、華人、インド系マレーシア人など様々な民族が暮らしており、それぞれが異なる言語や文化を持っている。この多様性はマーケティングにおいても大きな影響を与えている。例えば、ある商品やサービスが特定の民族に向けて訴求するためには、その民族の言語や文化に精通することが不可欠だ。さらに、マルチカルチャーを活かしたマーケティング戦略の成功例も存在する。たとえば、国際企業が地元の伝統的…
Photo by Pixabay 2019年12月、29歳の私は、当時勤めていた会社を退職することを真剣に考えていました。 会社の待遇や仕事内容に不満があったわけではありません。 私は単純に中国への語学留学に強い願望を持っており、そのために退職を検討していました。 このブログでは、私の経験をもとに、社会人が会社を退職し、語学留学することについて記してみました。 私の結論は、社会人の語学留学に賛成です。 この記事が現在社会人で語学留学を検討している方々にとって、何らかの参考や助言になれば幸いです。 自身の体験談 中国への留学に至るまで 念願の中国へ アクシデント発生 31歳で転職活動 世間やネッ…
ブルームバーグの報道によりますと、Googleのサイバーセキュリティ専門家が、最近中国が台湾に対してより多くのサイバー攻撃を仕掛けていると述べました。
風再起時 Where the Wind Blows 【本記事は極力ネタバレせず記述していますが、心配な方は映画鑑賞後にご覧ください。】 【スタッフ & キャスト】 【ストーリー】 【感想】 【トピック】 登場人物の相関図 郭富城(アーロン・クォック) 徐天佑(チョイ・ティンヤウ) 梁朝偉(トニー・レオン) 杜鵑(ドゥ・ジュアン) 許冠文(マイケル・ホイ) 譚耀文(パトリック・タム) 周文健(マイケル・チョウ) 何珮瑜(ジーナ・ホー) 春夏(ジェシー・リー) 謝君豪(ツェー・クワンホウ) 吳卓羲(ロン・ン) 張繼聰(ルイス・チョン) www.youtube.com 《風再起時》 預告 Trail…
シンガポール旅行を予定しているためにシンガポール建国の父リークアンユーの本を読みました。 The Singapore Story (Student Edition): Memoirs of Lee Kuan Yew (English Edition) 作者:Lee Kuan Yew Marshall Cavendish International (Asia) Pte Ltd Amazon www.youtube.com www.youtube.com 中田さんもYoutubeで取り上げています。 www.youtube.com 図書館で借りたのですが下から読むことになって動画の内容と比べて見…
ワールドカップのアジア2次予選が開幕し、日本代表はミャンマー、そしてシリア代表をそれぞれ5-0で破り、好スタートを切った。 今回のワールドカップは23回目を迎え、カナダ、メキシコ、アメリカの3国共同開催となる。 注目すべきは、今回アジア圏の出場枠が4.5から8.5に増加したことだ。 これは、近年高まっているアジアのサッカー熱と経済効果を取り込む意図があると考えられる。 さて、アジアのワールドカップに関する歴史を振り返ると、1938年のフランス大会にまで遡る。 この大会に、ワールドカップ史上初めてアジアの国が参加することになる。 そのアジアの国とはインドネシアである。当時はオランダ領東インドであ…
近年、東南アジア・南アジアの経済成長は著しく、ニュースでも明るい話題として報じられる機会が多くなってきた。これに刺激を受けて、この地域の歴史的な背景を知りたいと思い、関連する書籍を立て続けに読んでみた。最初に読んだのは、アンソニー・リード著『世界史の中の東南アジア』である。結論から先に言ってしまうと「秀作」、いやそれ以上である。多くの歴史書が王朝の移り変わりを描いているのに対し、アナール学派の影響を受けているのであろう、気候・宗教・経済・外部などテーマごとに書かれている。訳者のあとがきには「東南アジアは世界にも類をみないほどの多様性を抱えながら、内部を貫く共通性ゆえにひとつの全体として捉えられ…
今回はカンチャナブリーでツレが溺愛しているクイッティアオ屋をピックアップ。店の名前はSudjai Nuatun & Muutun(スジャイ・ヌアトゥン&ムートゥン/สุดใจเนื้อตุ๋นหมูตุ๋น)です。 ヌアトゥン? ムートゥン? まず店名にもなっているヌアトゥンとムートゥンとは何なのか。ヌアは牛肉でムーは豚肉、トゥンはとろ火で煮込むみたいな意味です。 2つの言葉を合せればほぼ答えに辿り着きますが、より具体的なイメージをお伝えすると、ヌアトゥンは牛すじ煮込み、ムートゥンは豚すじ煮込みといったところ。 巨大鍋に骨やらホルモンやらも豪快に入れ、八角やシナモンなどの香辛料を加えた醤油ベー…
ビッグコミックオリジナル連載『前科者』に出て来る本。 国書刊行会は、"National Book Publishing Company"とでも訳すのでしょうか。古今東西のあらゆる奇書を訳す出版社のイメージですので、逆に、英文サイトもなければ英語ほか、他言語のウィキペディアもない、よく見るとおそろしくドメスティックな会社だったという。 漢字の社名なので、漢字文化圏に共通する社名なんじゃんという話もありましょうが、通じるのはもちろん通じますが、表記に関して、厳密には、大陸ですと《国书刊行会》、〈书〉が簡体字ですし、台湾香港韓国ですと「國書刊行會」、〈國〉と〈會〉が繁體字ですので、「国書刊行会」とい…
53年前の1970年の本日「11月25日」は三島由紀夫が市ヶ谷の自衛隊に乱入し割腹自殺をした日である。当時大学生で、三島のファンでもあった私は大きな衝撃を受けた。23歳年上の林房雄らによって、この日は「憂国忌」と名付けられた。 豊饒の海 全4巻 「春の雪」「奔馬」「曉の寺」「天人五衰」/三島由紀夫 ノーブランド品 Amazon 『豊饒の海』が三島由紀夫の最後の作品で、その後三島は市谷の自衛隊に乱入し隊員に決起を促し自決する。三島のライフワークといわれた『豊饒の海』全四巻が出た当時の大学時代、優れた構想とまばゆい文章に彩られた世界に魅入られむさぼり読んだ記憶がある。輪廻という考え方を下敷きにした…
中国は日本に攻めてくるのか? 人民解放軍 今日は日本人の皆さんに、中国は本当に日本に攻めてくるのかについて、自分の考えを述べさせていただきます。 最近、日本では中国の軍事的脅威がさかんに騒がれています。マスコミでも「海洋進出を強める中国」とか「力による現状変更」とかのパワーワードが枕ことばにされているので、中国ってヤバい国なんじゃないのかってよくわかんないけどそう思ってる日本人の方が多いと思います。これについて、まず中国とはなにかということについて、先にご説明します。 まずひとつに中国は文明だということです。日本でも古代から中世、現代まで歴史があって、大和朝廷とか、鎌倉幕府とか、戦前の日本とか…
東南アジアを旅する際、必ずと言っていいほど出会うのがチャイナタウンであり、そこには漢字の看板がたくさん掲げられている。ここで生活する華僑または華人と呼ばれる人々は現地の言葉を含む2言語またはそれ以上の言語を巧みに操っている。その言語使用状況は華人の居住国の言語・教育政策、移民時期、華人の人口比率、教育程度、職業や卒業校のタイプ、年令、家庭の使用言語によって異なる。例えば、現地化の進んでいるタイ、インドネシア、フィリピンでは、それぞれタイ語、インドネシア語、タガログ語が第一言語になるし、第二言語には華語または華語方言(潮州語、福建語など)が使われることがある。高学歴者の家庭では、時として英語など…
携帯電話製造・輸出の最大拠点の中国では、近年携帯電話輸出が減少を続けており、ピークだった2015年の13億4300万台に対し、2022年には8億2200万台と7年間で5億2100万台減少し、中国メディアは「携帯電話輸出が再びピークに達するのは難しいかもしれない」と露骨に伝えました。
3ヶ月ぶりに、マレーシア旅行の続きです。 ↓前回の記事はこちら molitaiwan.hatenablog.com 多民族国家マレーシア。 ジョージタウンを歩いていると、それがよくわかる。 ※以下、多文化を感じられる写真をひたすら貼っていきます。 ペナン・プラナカン・マンション 中はプラナカンの博物館。今回はブルーマンションに行ったので、こちらは外観だけ Chew Jetty(姓周橋) 中国・福建省からの移民が集落をつくった、水上の高床式住居 通路沿いにはお土産やさんや飲食店が多いけれど、ところどころに住居も見える China House Chew Jettyに向かう途中にあるカフェ。中庭は中…