シネマヴェーラ渋谷の《巨星・橋本忍》で映画『愛の陽炎』(1986年、監督:三村晴彦)を鑑賞しました。併映は、お目当ての幻の映画『暁の挑戦』(1971年)。舞台は秩父。素行不良の男(萩原流行)と将来を誓い合っていたルミ子(伊藤麻衣子)は男に手ひどく裏切られて傷心する。祖母(北林谷栄)に「釘をぶち込めばいいさ」と言われ、復讐のため神社の裏の大木に「呪い釘」を打ちにいく。呪いに効き目があったのか男は事故死。男の死後、実はルミ子との将来を真剣に考えていたことがわかる。詳しくは、以前NFCで見た時に感想を書きましたのでそちらを参照ください。 フライヤーには、『幻の湖』と並ぶ橋本脚本の迷作とありましたが、…