お題「ささやかな幸せ」 先日の記事に、19日の「ABCラジオ上方落語をきく会」の桂二葉さんの落語「らくだ」の話を書きました。 千日前に墓地・焼き場があった時代の話です。 明治7年に、阿倍野に移転していますので、それ以前の話だとすると、明治の初期か幕末までの話になります。 文政4年(1821年)7月、2頭(雄雌一対)のヒトコブラクダが、オランダ船で長崎に到着して、以後十年余り見世物として全国各地(九州、四国、和歌山、大坂、京都、木曽路を通って3年後に江戸、その後場所は不明)を巡業したと言う記録があります。 当時の大坂人もびっくりしたでしょう。 ですから、体の大きい顔の長い人は、「らくだ」と渾名を…