水溶性ビタミンの1つ。
神経の機能維持に必要。エネルギーや赤血球、細胞の合成、代謝に必要。
1944年、肝臓に含まれる悪性貧血予防因子として、「ほうれん草」から最初に抽出され、ラテン語で「葉っぱ」を意味する「フォリウム」から名づけられた。その名の通り、「葉もの」野菜に多く含まれている。v
脳や脊髄の先天異常を予防するので妊娠可能年齢の女性に勧められることが多い。単独で摂るより、ビタミンB12、ビオチン、パントテン酸、Cと一緒に摂るのが良い。
葉酸は、水溶性のビタミンB群の仲間の栄養素で、遺伝子情報のコピーや造血に関係が深い。厚生労働省が推奨したり、2000年からは母子健康手帳にも、胎児奇形の発生予防のための葉酸の必要性が記載されるようになった。
一方で、葉酸の取りすぎは胎児に悪影響を及ぼすという説もある。研究者は「時期と量を適切に」とアドバイスしている。