鎌倉時代中期、元(モンゴル)が2度にわたり日本に攻めてきた事件。 「元寇」について今回は紐解いていこうと思います。 元寇の始まり 文永の役と弘安の役 文永の役 弘安の役 御家人への恩賞問題 まとめ 元寇の始まり 元寇は、「蒙古襲来」「文永・弘安の役」ともいいます。 きっかけとなったのは、当時ものすごい勢いで各地を征服していた蒙古の皇帝フビライによるものでした。 数々の侵攻により高句麗を手に入れたフビライは、日本にも侵攻すべく国書をおくってきたのです。 『東大寺尊勝院文書』によると、 上天のけん命せる大蒙古国皇帝、書を日本国王に奉る。 ……高麗は朕の東藩なり。日本は高麗に密邇し、開国以来、亦時と…