第十二話蒼穹の彼方 互いに滅ぼし合うしか、犠牲を重ね合うしか無いと思われた人類とフェストゥム。それが総士と美羽によって祝福を誰しもに分け与え誰も知らなかった未来に辿り着けたという事なのかな…『蒼穹のファフナー』という作品がこれ程までの完全無欠な終幕へ辿り着けるとは見始めた頃は想像もしなかったなぁ… 美羽の祝福は戦闘の終わりを齎すと共に対立も終わらせ、更に彷徨ってきた者達を竜宮島へ帰還させるもの過去の美しさと比較すれば今の竜宮島は命なき島に思える。けど、これからは戦いではなく復興という大仕事にひたむきになれるならそれは終わりではなく始まり「ただいま」の言葉に籠められた意味はとても感慨深い 竜宮島…