蓑虫放浪 作者:望月昭秀 国書刊行会 Amazon 8月に読み終わっていたのだけれど、気付いたら10月…私もどこかへ放浪していたようだ(嘘です、暑すぎてパソコンを触っていなかっただけです)。 こんな人がいたのか、と本当に初耳だった。そして同時に、こんな人になれたらいいのに、と憧れと嫉妬みたいな気持ちが出てくる。読んだら、こんな人になるのはとてもじゃないけど難しい、と誰でも思うだろうけど。 絶妙にゆるい絵を描くことに、人柄が表れているような気がするのだけれど、こんなにも愛嬌があって、人に好かれるような人間には到底なれない。好きなものを探しにいって、好きな人のいるところに行って、自分の居心地のいい…