今回は、タイトルにもあるように愛知県の神社に多い「蕃塀」というものを紹介したいと思います。 木造の蕃塀 石造の蕃塀 蕃塀とはこのようなもので、愛知県でも主に 尾張地方(名古屋市や一宮市など)に多いです。 境内における位置は、基本的に拝殿の前に多いですが、神社によってまちまちな場合があります。 役割は 不浄なものが本殿まで行かないよう防ぐ、不浄避けの意味と、 神様を直接見るのは畏れ多いという考え方から 視線隠しの意味もあるとされています。 また、筆者は蕃塀と言っていますが、 『神道大辞典』で調べるところには、蕃塀は 伊勢神宮のものを示し、 幕末に書かれた『尾張名所図会』を見るところには、蕃塀は「…