母が新橋で店を始めたころ(昭和50年代後半)は、サラリーマンの方々は、仕事始めには挨拶のみで、そのまま会社で乾杯!でした。 そのお帰りにお立ち寄り頂くために、母の店の1月4日の開店は昼の12時でした。 お通しやいくつかの煮物を用意して(それを持って)もちろん、母は着物を着て、そして、まだ一人では着物を着ることの出来なかった私に振袖の着付けをして、バタバタと出かけて行ったのを覚えています。 それでも、店のドアの前でお客様をお待たせすることもありましたし、駅前のお蕎麦屋さんで時間をつぶしてからお出で下さるお客様もございました。 お蕎麦屋さんでお年賀に配られた卓上用の缶入り七味が、ふたつ、みっつと集…