「天使のナイフ」で第51回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。 1969年東京都生まれ。駒沢大学高校卒業の後、俳優を目指して劇団で役者修行をするも半年で退団、数々のアルバイトを経て旅行会社に勤務していたが、執筆に専念するため乱歩賞の締め切り一ヶ月前に退社。過去に集英社のオールマン・ヤングジャンプ原作賞に3度佳作入選しているが、小説は「天使のナイフ」が初めての作品。
天使のナイフ
薬丸さん最新作。ちょうど読んでいる時に職場の昼休憩でテレビを観ていたら、 王様のブランチで本書が紹介されて、めっちゃタイムリーだなぁと思いました。 薬丸さんご自身が出演されていて、なぜ本書を書こうと思ったのか等のお話が 聞けて良かったです。実際に起きた無差別殺人事件がきっかけだったそうで。 その犯人の動機が『刑務所に入りたかった』というものだったことで、いろいろと 考えさせられて本書が生まれたようです。私もそういう動機で犯罪を犯したケース はいくつか覚えています。本当にふざけていると憤りましたっけ。 本書で取り扱っている事件も、無差別殺人事件。ヒロインの浜村明香里は、ただ その日のその時間に渋…
王様のブランチのBOOKコーナーで紹介された本を紹介します。 2023年1月14日はこちら!! ■薬丸岳:『罪の境界』 ■内容 ■著者について ■インタビュー ■ランキングで話題になった本 ■ひとこと ■薬丸岳:『罪の境界』 罪の境界 (幻冬舎単行本) 作者:薬丸岳 幻冬舎 Amazon ■内容 無差別通り魔事件の加害者と被害者。決して交わるはずのなかった人生が交錯した時、慟哭の真実が明らかになる感動長編ミステリー。「約束は守った……伝えてほしい……」それが、無差別通り魔事件の被害者となった飯山晃弘の最期の言葉だった。自らも重症を負った明香里だったが、身代わりとなって死んでしまった飯山の言葉を…
薬丸岳 「罪の境界」薬丸さんの新刊が出ていたので早速買ってみました。 主人公は通り魔事件の被害にあってしまった女性。その場に居合わせた男性がかばったために彼女は一命をとりとめたが、約束は守ったと伝えて欲しいと彼女に言い残して男性は亡くなってしまう。誰に伝えたい言葉かを探るために彼のことを知る人を探し始める。一方で雑誌ライターの男性は通り魔事件を起こした犯人のことを調べていた。母親に虐待されて学校にすら通えなかったこと、その後施設で育ったことなど自身の過去と重なる部分が多くあったために、彼を題材としたノンフィクション作品を書くことを決める、というお話。 困窮者による犯罪をテーマにした作品となりま…
こんにちは。グリンです! 今回は著者薬丸岳さんの「告解」を読んだ感想になります。 ・あらすじ ・感想 ・あらすじ 飲酒運転をし、老女を轢き逃げをし、殺してしまった大学生、籬翔太が今作の主人公。 そして被害者は法輪二三久。轢き殺されてしまった老女の夫であり、認知症が始まりつつある。 翔太が飲酒運転をしてしまったのには理由がある。 しかしその訳は裁判でも自供せず、苦しみに苛まれながらも実刑を受ける。懲役4年と10か月。 二三久は自分の姿を知られないため、裁判にも出ず、翔太の出所を待ち続ける。 なぜ?二三久は愛する妻を殺した犯人の出所を待ち続けるのか? 刑期を終えた先にどんな未来が待ち受けるのか? …
10月4日(火) この本の前に別の本を読んでいましたが、ちょっとしんどくなって最後まで読めず。 次に選んだ本は、約1か月前の『告解』に続き薬丸岳さんの『その鏡は嘘をつく』を読みました。 bookclub.kodansha.co.jp 内容紹介 鏡ばかりの部屋で発見されたエリート医師の遺体。自殺とされたその死を、検事・志藤は他殺と疑う。その頃、東池袋署の刑事・夏目は同日現場近くで起こった不可解な集団暴行事件を調べていた。鍵を握るのは未来を捨てた少年と予備校女性講師。人間の心の奥底に光を当てる、著者ならではの極上ミステリー。何度読んでも落涙のベストセラー短編集『刑事のまなざし』に次ぐ「夏目信人」シ…
おはようございます。本日の読書レビューは、2005年度の江戸川乱歩賞受賞作、薬丸岳氏の『天使のナイフ』です。この作品は、この年度の乱歩賞予選時から独走しており、満場一致で受賞した名作です。入り組んだ複雑な人間関係と、未成年者の犯罪という法の壁。難解な社会問題を、見事にミステリー小説として調和させた力作だと思いました。 主人公の妻が13歳の少年に殺害される 4年後、少年Bがコーヒーショップの近くで殺害される 桧山は加害者少年のその後を調べる 妻の遺品整理 群馬県の老人 少年Aが殺される 保育士の謎 少年保護団の弁護士 妻の過去 黒幕は意外な人物だった! さいごに \新刊のご案内/『なぜ人は食べす…
こんにちは。マダムあずきです。 今読んでいる本 読了 おうち時間 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 今読んでいる本 リセット 五十嵐貴久 本屋さんに行ったら「リカ」の続編見つけました。 なんだかんだと全部読んでいます。 読了 告解 薬丸岳 希望の糸 東野圭吾 おうち時間 久々に外出する用事のない一日。 (マダム子君はいるので食事の支度はある) 溜まった洗濯と掃除、後は読みかけの本を読んでゆっくりする予定・・・ でしたが!( ゚Д゚) もうこんな時間。← 猫さんと遊んでから 家事と夕飯の準備に入ります。 昨夜の一枚 #猫の写真へ…
9月9日(金) 久しぶりに薬丸岳さんの作品を読みました。 bookclub.kodansha.co.jp 記憶の片隅に残る、しかし、覚えていない「夢」。自分は何かと戦っている? ――製菓会社の広報部署で働く岸は、商品への異物混入問い合わせを先輩から引き継いだことを皮切りに様々なトラブルに見舞われる。悪意、非難、罵倒。感情をぶつけられ、疲れ果てる岸だったが、とある議員の登場で状況が変わる。そして、そこには思いもよらぬ「繋がり」があり……。伊坂マジック、鮮やかなる新境地。 内容紹介 心から笑える日は来るのだろうか。あの日、人を殺してしまった僕に―― 『天使のナイフ』『友罪』『Aではない君と』贖罪の…
酷暑の日々が続いています。 今日は午前中からエアコンを使っています。 昨日は、夜の8時にエアコンを切ったら、 ベランダ側のサッシが結露していました。 冬場とは逆の結露・・・💦 明日から8月。まだ8月だよ・・・(;´д`)トホホ 「誓約」(薬丸岳 著)を読みました。 薬丸氏の作品はいくつか読んでいます。 主人公はバーテンダーの向井聡。 妻と小学3年の娘がいる。 共同経営者の落合や、従業員の公平、めぐみにも 好かれ、仕事もプライベートも順調にみえたが、 向井には秘密があった。 過去に事件を起こし、やばいヤクザから追われる身と なった向井は、整形手術を受け、「向井聡」という 別人の戸籍を買って生きて…
雨上がり。でも関東以東では今日が大雨のようです。 これからはまた雨の降り方に気をつけないといけない 季節になっていくなあと思ってます。 5月もそろそろ終わり。いよいよ蒸し暑い時期に なりますね。🐌 「告解」(薬丸岳 著)を読みました。 帯には「贖罪の在り方に向き合い続けて・・・」とあります。 薬丸氏の作品の描くテーマのひとつです。 飲酒運転のうえ轢き逃げで、高齢女性を死なせてしまった 籬翔太(まがきしょうた)。 人を轢いた自覚があったこと、赤信号だったことを 隠したまま、4年10か月の実刑を受け入れたのだった。 このあと、翔太の服役の描写が全くないまま、 満期で出所を迎える翔太の場面になる。 …
読み始めたところで、この本が「螺旋プロジェクト」というプロジェクトに参加している1冊だということを知りました。 ・・・よく分からないから、読み進めちゃえ! シーソーモンスター (中公文庫) 作者:伊坂幸太郎 中央公論新社 Amazon ということで、読み終えました。 「螺旋プロジェクト」と聞いたとき、すべての話がつながっていて、この本も話の一部に過ぎないからここだけ読んでもダメだよ、的なのだったらどうしようと思ったのですが。さすがにそんなことはありませんでした。そうですよね、そんなにハードル上げたら読んでもらえなくなりますよね。 「螺旋プロジェクト」というのは、共通のルールだけ決めて、そのルー…
4/01 ヴィトルト・シャブウォフスキ「独裁者の料理人 厨房から覗いた政権の舞台裏と食卓」白水社/ISBN: 9784560094822*1 4/05 中嶋博行「検察特捜 レディライオン」講談社/ISBN: 9784065306369*2 4/05 重松清「はるか、ブレーメン」幻冬舎/ISBN: 9784344040960*3 4/05 南杏子「いのちの十字路」幻冬舎/ISBN: 9784344040953*4 4/05 高見澤俊彦「特撮家族」文藝春秋/ISBN: 9784163916804*5 4/05 真下みこと「わたしの結び目」幻冬舎/ISBN: 9784344040663*6 4/05…
渋谷スクランブル交差点で、無差別殺傷事件が起きた。 その犯人と被害者の物語。なかなか難しいですね・・・。 「人を殺しちゃあダメでしょう」ってことですが・・・。 「罪の境界」薬丸岳
いつもの薬丸岳では無い内容の作品でした。他はいつもエッセイを借りて読みます。#薬丸岳
ここ最近は私にしては悪くないペースで読書を進められています。ここで調子乗って数を稼ごうとすると多分どっかでパンクしちゃうのであくまでも自分のペースでやってくぞ!前回からまた新たに4冊読み終わったのでここに感想をゆるく綴っておきます。今回取り上げるのは以下の4冊です↓ それぞれが全く異なるテイストの表紙なのいいですね▶︎荻原浩(2012)『幸せになる百通りの方法』(文藝春秋) 幸せになる百通りの方法 (文春文庫)作者:荻原 浩文藝春秋Amazon⚠︎Amazonで検索したら文庫本ver.しかヒットしなかったので私が読んだのとは表紙が違いますがあしからず恐らく『オイアウエ漂流記』以来の久々の荻原浩…
個人でYouTubeに”ニュース”と称して記事を発信する女性。 よくあるSNSでの非難や中傷に負けずに・・・。 ってことで最近は”回転寿司テロ”とかいろいろあって、投稿する人もそれを批判(?)する人もで、メチャメチャになっていますね。おかしな世の中ですが・・・。 「ブレイクニュース」薬丸岳
面白かった作品がありましたが、中でも、よう実、俺ガイル、完全なる白銀が抜けていました。 ・おすすめ作品 家日和 令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法 青空の卵 仔羊の巣 動物園の鳥 賭博師は祈らない レプリカだって、恋をする。 サーチライトと誘蛾灯 蝉かえる 賭博師は祈らない(5) 虚構推理短編集 岩永琴子の密室 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。結 (2) 完全なる白銀 十日間の不思議〔新訳版〕 ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 VIII 太宰治にグッド・バイ ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編9 君と漕ぐ5 パラ・スター 〈Side 百花〉 パラ・スター…
渡辺貞夫のライブを聴きに行った。 趣味でサックスをやっている嫁からのお誘いでビルボードライブ大阪に初参戦。御年90歳ながら全く衰えを感じさせない力強い演奏で、残業続きで荒んだ心を元気づけてくれた。同い年のサックス奏者であるウェイン・ショーターが3日前に亡くなり、彼との思い出を語る一幕もあったが、これからも長生きしてほしいと思う。
刑事弁護人作者:薬丸岳新潮社Amazonミステリ小説「刑事弁護人」を読んだ。面白かった。面白かったが、長かったなぁ。。。長い割に中盤の山場とかなく、3分の2が弁護士による証拠集めという名の捜査、3分の1が裁判だった。逮捕、勾留、送検、裁判と言う流れが、小説として書かれていて、読みやすく、楽しめる。刑事訴訟法を小説化したような内容というか。面白いことは面白いのだが、ちょっとストーリーが強引かもなぁ、、、。こう事件構成ありきで説明台詞が多いのと、本格ミステリみたいな「分岐を塞ぐためだけの台詞や事実」が多い。もうちょっと話の構成を整理してもう少しシンプルな話に落とし込んだ方が良かったような気がする。…
蒼色の大地 (中公文庫 や 76-1)作者:薬丸 岳中央公論新社Amazon 薬丸岳の新境地。 壮大なスケールで贈るエンタメ巨編! 〈螺旋プロジェクト〉明治編。 時は明治。幼なじみであった新太郎、灯、鈴の三人はそれぞれの道を歩んでいた。新太郎は呉鎮守府の軍人に、灯は瀬戸内海を根城にする海賊に、そして鈴は灯を探し、謎の孤島「鬼仙島」に辿り着く。交わることのない運命に翻弄され、三人はやがてこの国を揺るがす争いに巻き込まれていく。 友情、恋慕、嫉妬、裏切り――戦争が生む狂気の渦の中で、三人の運命が交錯する。 伊坂幸太郎さんの呼びかけで始まった「螺旋プロジェクト」。 8人の作家が共通のモチーフや設定を…
やはり《薬丸岳》はのめり込みます🤗🤗それと私は旅行が好きなので、良いエッセイを見つけました。#薬丸岳 #闇の底 #森まゆみ #用事のない旅
罪の境界 (幻冬舎単行本) 作者:薬丸岳 幻冬舎 Amazon 友人から借りた本。さきほど読了。 急展開が2度ほど突然訪れます。形式としてはサスペンス小説なのかもしれませんが、実際はかなりノンフィクションのような構成です。あの秋葉原での無差別殺人を連想しました。なぜあのような犯行に及んだのか、目的はなんだったのか、それは本作の加害者のような背景で起こったことなのかもしれない。犯罪の心理分析という内容でとても参考になりました。
お昼前に電車に乗り、目的地の一駅前で降りた。天気が良く暖かかったので、ゆっくり歩いて向かう。 ショッピングモールで食器屋を覗いてからコメダ珈琲へ。たっぷりサイズのカフェオレを飲みながら1時間ちょっと読書。 途中、留学時代の友人と久々に連絡をとった。『エミリーパリへ行く』を見てフランスに目覚め、ヘルシーなプロヴァンス料理にも興味があると話すと、偶然友人はプロヴァンス出身で現在も住んでいるとのこと。プロヴァンス旅行に行けるように頑張ろう。 古本屋に行き、薬丸岳の『誓約 (幻冬舎文庫)』を購入。『友罪 (集英社文庫)』がとても良かったので読むのが楽しみ。 別のショッピングモールに行き、鯖の味噌煮定食…
先日亡くなる直前のエッセイを読んでから、作品も読みたくなった山本文緒さん。 自転しながら公転する(新潮文庫) 作者:山本文緒 新潮社 Amazon 面白かった。主人公も貫一も父も母もみんな悪くない、だけど少しイラっとさせる何かがあって、綺麗ごとだけじゃないダメな感じが良かった。アラサー女子のしんどさ、更年期のもっとしんどさみたいなのもたっぷりで、女性はハマると思う。 プロローグ、エピローグは本になるときに付け加えられたそうで取ってつけた感はあるけど、私はいいと思った。ニャンくんの「無理ー」っていうシーンがなんか好き。 山本さんは実生活ではうつを患ったり、実母との関係も難しかったりしたようだけど…
幻冬舎、 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』 、GAノベル・GA文庫、ガガガ文庫『されど罪人は竜と踊る』、月刊ビッグガンガン、スクエニ、SBクリエイティブなどのセール [小説] 漫画 実用書 幻冬舎 電本フェス 後夜祭 最大70%OFF 3月2日 まで [ライトノベル] 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』 最新刊発売 キャンペーン 30%OFF 3月2日 まで [ライトノベル] GAノベル・GA文庫 異世界ファンタジーフェア 最大70%OFF 3月2日 まで [ライトノベル] 【第2弾】ガガガ文庫『されど罪人は竜と踊る』 3ヶ月連続新刊発売 割引キャンペーン 最大50%OF…