今日でも「二酸化炭素の排出削減」がまくら言葉のように使われているような気がするが、懐疑論の本が次々と出版され始める前の2002年に早々と発行されている本である。 懐疑論の嚆矢となる本書を再び繙いてみた。 われわれの周りでは、新聞、テレビ、雑誌、書物などのメディアが、連日のように地球温暖化問題についての情報を発信し続けている。 このような、温暖化問題に関する情報洪水のごとき状況下で、多くの人々は、科学的根拠も理論もデータもほとんど知らないまま、 人為的活動によって地球温暖化が生じているのだと、いつの間にか思い込むようになっているのではないだろうか。 ここで問いかけているのは、地球温暖化がホントか…