7話後半「高内侍と道隆 儀同三司母」 54番歌 忘れじの 行く末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな (儀同三司母) * 儀同三司母=高内侍=高階貴子(?~996年) 7話前半で登場した藤原義孝(954~974)の従兄(いとこ)にあたる藤原道隆(953~995)と、儀同三司母という呼び名で知られる高階貴子の(?~996)ことが取り上げられる。 高階貴子は漢学の素養のある才女。円融天皇に内侍として使える女官(天皇の秘書役)であった。高内侍(こうのないし)と呼ばれていた。彼女に惚れ込んだ道隆は、結婚しよう、私の正妻は君しかいないと猛烈に求婚する。 だが、彼女は、端正な容姿で朗らかな人物とし…