国民的歌手。(1911-1993)
慶応幼稚舎のころから音楽と親しんだことから歌手の道を志す。東京音楽学校(現・東京芸術大学)に入り、当初は、クラシック歌手になるため、勉学に励むが、家業が傾いたことから流行歌手の道に。
1931年に「酒は涙か溜息か」「丘を越えて」「影を慕いて」を歌い、ヒット。その後、古賀政男、服部良一、古関裕而と日本を代表する作曲家の作品を歌った。
中でも「青い山脈」は、1989年のNHKで放送された「昭和の歌・ベスト200」で1位を記録するなど多くの人に愛唱されたことで知られている。
後年には、テレビの音楽番組に欠かさず出演し、日本の音楽に大きく貢献した。
また、紅白歌合戦では、歌手だけではなく指揮者としても出演したことでも知られている。