日本の文芸評論家。id:naoya_fujita。
1983年、北海道生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。
2003年、早稲田映画まつり入選。2008年、第三回日本SF評論賞・選考委員特別賞受賞(SFマガジン2008年6月号に「消失点、暗黒の塔」掲載)。同年、「東浩紀のゼロアカ道場」に参加した*1。
虚構内存在――筒井康隆と〈新しい《生》の次元〉
*1:講談社BOX:東浩紀のゼロアカ道場|講談社BOX|講談社BOOK倶楽部、藤田直哉のファイナルザクティ革命などを参照。
樹木医みずほさんを侮辱するコメントが多数ついていますが誤解ですみずほさんは女性の安全のために矢面に立ってしまった人ですみずほさんは「トランス差別」なんかしてません。心が女だと言い張る身体男性のトランスと女性専用スペースをシェアするのは嫌なのは当たり前 https://t.co/fZbnbvyUDz— とっても猫 (@Zsv58WzxyyWq8NF) May 16, 2022 なんの根拠もなく「トランスフォーブ」と誹謗中傷してるコメントがたくさんついてて怖い、、、 https://t.co/7nhPgHclrq— きんぎょ (@RVaiQW3767Sj5Sd) May 16, 2022 #情報大…
ガイガン山崎+齋藤貴義 怪獣プロジェクト - 怪獣チャンネル今日から君も、怪獣のプロだ――。 夕方の6時過ぎ、いつも12チャンを点けると、ザラブ星人に似た声のオジさんがそう語りかけてきた。 当時、僕はまだ4歳である。素直な子供である。 だから確信した、俺は怪獣のプロなのだ。生ける怪獣コンピューターなのだ。 あれから二十余年、僕は怪獣のことを書いたり喋ったりして暮らしている。まさしく怪獣のプロだ。 君も『怪獣チャンネル』を聴いて、怪獣のプロになろう! #001「ゴジラ(ゴジラシリーズ)」 #038「モチロン(ウルトラマンタロウ)」 #071「タイラント(ウルトラマンタロウ)」 #086「ミラクル…
日記です。3万7千字くらい。『ゴーストバスターズ(2016)』は劇場版がオススメ(エクステンデッド・エディションはおすすめしない)という週。(もうちょっと調べものをしたら個別記事にする。生煮えだからと、今回と今後の個別記事で二度通知が飛ぶのはうっとうしいだろうから、一部メディアへのリンクは省きました) ※言及したトピックについてネタバレした文章がつづきます。ご注意ください※
毎週日曜日は、この一週間に書評に取り上げられた本を紹介しています。今が旬の逸品といえるおすすめ品です。書評の内容については各誌をご覧ください。 今週の書評本(◆掲載された媒体→タイトル・著者・出版社・税込価格) ◆週刊朝日「週刊図書館」: 3/4 号 6 冊 100歳まで生きてどうするんですか? 末井昭 中央公論新社 1,650自分がおじいさんになるということ 勢古浩爾 草思社 1,540他者と生きる リスク・病い・死をめぐる人類学 磯野真穂 集英社新書 990うつりゆく日本語をよむ ことばが壊れる前に 今野真二 岩波新書 946ロシアのチョコレート包み紙 ソ連時代のかわいいデザイン 小我野明…
平成の不況に生まれた傑作 GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 (レンタル版) Amazon 100年以上の歴史があるSFの系譜の中で、日本人研究者や起業家の間でバイブルと呼ばれる伝説的な作品がある。 1989年にオリジナル漫画の連載がスタートして以来、現在までシリーズが世に出続けている日本のSF作品の金字塔。 特に工学者の間では必読書として読み継がれ、作品に触発された研究が次々に花開きつつある。 なぜ、『攻殻機動隊』は(以下 攻殻)は人の想像力を刺激するのだろうか?この作品に多大な影響を受けた研究者、起業家、評論家の記事を元に、その秘密に迫ったみたい。 攻殻機動隊シリーズ 作品紹…
1月某日 8時起床。晴れ。室温5.8度。朝はパン、コーヒー、ツナキャベツ煮。マヘル・シャラル・ハシュ・バズ「1986.2.23 国立公民館B1ホール」を聴きながら艦これ任務をすませ、11月以降の日記をまとめる。昼は昨日作ったキーマカレー。渡邉浩一郎「まとめてアバヨを云わせてもらうぜ」を聴く。夕方、立川シネマシティ・シネマ2へ。吉浦康裕「アイの歌声を聴かせて」を観る。クライマックスの泣かせる展開に涙腺が負けそうになるが、これは違う、何かが違う、と自分に言い聞かせて耐える。夜はキーマカレー(ルーのみ)、ツナキャベツ煮、ニンジンとタマネギのきんぴら、ざるそば。この日は酒なし。ラジコでタブレット純・音…
キャンセルカルチャーの行き過ぎという問題は確かにあると思うし、攻撃的な言動の全てに賛同はしないが、「オープンレター」「さえぼう」で検索してみて、行われている攻撃の量と執拗さが尋常ではなく、こういう環境で生きなきゃならないのは本当にしんどいだろうなと感じたね。— 藤田直哉@新刊『攻殻機動隊論』(作品社)12月24日発売。 (@naoya_fujita) January 21, 2022 https://itest.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1642722897 https://itest.5ch.net/greta/test/read.cgi/poverty/1…
「ららほら2」 作者:藤田直哉 双子のライオン堂出版部 Amazon 1月11日発売の藤田直哉編著『ららほら2』(刊行:双子のライオン堂)。私は「第四回 なぜ二〇一〇年代の日本文学はディストピアが主流になったのか」で藤田氏と対談しました。 震災後文学もとりあげた『ディストピア・フィクション論』の著者として呼ばれたと思うのですが、『「謎」の解像度』で書いたミステリとディズニーランドのアナロジー、2011年『ゼロ年代の論点』で語ったネット状況と近年の差、『ディズニーの隣の風景』で触れた震災時の浦安の液状化、『戦後サブカル年代記』で言及した公害問題など、私の著書のテーマを横断した内容を話しました。そ…
バス停でバスを待っていたら、突然やってきた自律神経失調症の吐き気とめまい。 迷走神経反射とかいうやつ。急いで家に戻って今横になっています。 本日も出社ならず。ところでCOCOAってまだ皆さんまだスマホに残してますか。 私は律儀にまだBluetoothもオンにしてます。 消したい。疲れたので、少し寝ます。***2時間ほど寝て起きました。 少し今は楽です。ラジオ体操とスクワットとプランクします。***なんか最近、『攻殻機動隊sac』の「世の中に不満があるなら自分を変えろ。それが嫌なら、耳と目を閉じ、口を噤んで孤独に暮らせ」という草薙素子の台詞を「批判するな、自分が変われ」の文脈で引用する人を多く見…
全くの思い付きだけど、維新の独立国みたいな今の大阪は、アメリカのトランプ現象と似てる。 「アメリカン・ドリーム」と言われたように、「今は貧しくても、チャンスをつかめば成功できる。俺にはきっと才能がある」とアメリカ人は信じていた。それが超格差社会化して信じられなくなると、主に高齢者、白人、男性の層は、トランプ氏に走った。 トランプ前大統領がたびたび「アメリカを再び偉大に」と言ったように、今更リベラル(社会民主主義)を受け入れられず、過去の栄光がよみがえってほしい人々を動員した。 大阪もかつては「商人の町」だったが、年々全国の中で経済的地位が下がっており(大阪で維新と対立する政党は、これを「維新の…
60年代後半から70年代にかけて、最も良質で原理的な思想雑誌であった『情況』が、どうもよく分からない見出しをつけているようだ。 「Don’t trust over 40 40歳以上を信じるな」 刺激的見出しで売らんかなということなのだろうが、一目でいやな感じというところだ。 画家で批評家の内海信彦氏が、早速原理原則論から批判して、自分がしばしば寄稿する雑誌なので、編集部に噛みついている。 私も、内海氏と全く同じ考えで、これはこの20年間、ビジネス右翼が儲ける事なら何でもやるというヘイト本の編集思想と同根だろうと思うのだ。 かなり根の深い、思想的社会学的問題なのだと思っている。 小熊英二や朝日新…
毎週日曜日は、この一週間に書評に取り上げられた本を紹介しています。今が旬の逸品いえるおすすめ品です。書評の内容については各誌をご覧ください。 第165回直木賞を受賞したのが佐藤究の「テスカトリポカ」と澤田瞳子の「星落ちて、なお」。 「テスカトリポカ」の選考をめぐっては、選考過程で激論が交わされたようで、いまのところ名前は分かりませんが男の委員(複数?)から反対意見が出たそうです。こんな犯罪を描いた小説に賞を授けていいのかと、小さいことを言っていたようです。 それに比べて女性の委員は「面白いからいいじゃない」「オジンには書けない溌溂とした作品だわ」と言ったかどうかは分かりませんが「テスカトリポカ…
表紙にはないが、南口の台湾料理店(ほぼ屋台)も映っていた。1984年春上京し、方南町で暮らしてた頃は、新宿よく行ったなぁ。 昨日は対面ゼミ、今日はリモート会議、明日はリモートゼミという日々。何かバタバタしているが、いつの間にかもうすぐ夏…甲州街道はもう夏なのさ(承前) 藤田直哉『シン・エヴァンゲリオン論』河出新書、2021 子どもの頃は人並みに特撮やアニメを観て、高校時代再放送で宇宙戦艦ヤマトは眺めていたが(ただし映画までは行かず)、いかんせんファースト・ガンダムの年は受験生、エヴァの頃には30代の半ば。当時、エヴァのテレビ版は観たが、使徒の造型、かっこいいくらいの感想しかなかった(当然映画は…