日本の文芸評論家。id:naoya_fujita。
1983年、北海道生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。
2003年、早稲田映画まつり入選。2008年、第三回日本SF評論賞・選考委員特別賞受賞(SFマガジン2008年6月号に「消失点、暗黒の塔」掲載)。同年、「東浩紀のゼロアカ道場」に参加した*1。
虚構内存在――筒井康隆と〈新しい《生》の次元〉
*1:講談社BOX:東浩紀のゼロアカ道場|講談社BOX|講談社BOOK倶楽部、藤田直哉のファイナルザクティ革命などを参照。
あぁ、はいはい、もういいです。 先日更新された藤田直哉師匠の記事、「オタク文化の可能性――「男性性」を肯定し、誇るためのロールモデル」。 オタク文化の可能性――「男性性」を肯定し、誇るためのロールモデル - 晶文社スクラップブック s-scrap.com わかったからもう、黙っててください。 今まで「男性学」とやらを振り回す論者たちが「男性の辛さを理解する」と称しつつ、(そして確かに、それなりに頷ける――ということは逆に、こっちの界隈では何十年も前から指摘され続けている、ということでもあるのですが――男性の辛さを指摘しつつ)読み進めると発作を起こし「男は悪だ」とわめき始めるということは、繰り返…
前にちょっと批判した藤田直哉先生の連載、第2回もなんとなく読んでしまった。 s-scrap.com 前回↓批判したことと同じ問題がもっと濃く出てしまっていると思った。 cut-elimination.hatenablog.com 前回は「弱者男性」という語が具体的にどう使われているかもっと検討したほうがいいというような批判を書いた。第2回では「オタク差別」なる現象が論じられているのだが、相変わらず抽象的・観念的すぎると思う。覇権的とか従属的とかテツガクみたいなことがいろいろ書かれている。しかし、本当にオタク差別と言える現象があるかどうかを論じたいなら、インターネッツやTVショーのコントで見られ…
↓のような記事が流れてきてなんとなく読んだ。 s-scrap.com 藤田直哉先生が「男性学」に進出して「弱者男性」を論じている。なんとなくコメントを書く。 藤田先生は、私のなかでは杉田俊介先生や河野真太郎先生の仲間という印象。もともと文学が専門なのにアニメとか特撮とかサブカルチャーに侵入し、ジェンダー論にも進出、という点が共通している。しかし、当ブログが繰り返し批判している杉田&河野よりはまともな人とも思っている。 で、本記事もまあ杉田&河野みたいなこじつけ陰謀論風味ではない。しかしナンパ師や恋愛工学が「2ちゃんねる的」というのはこじつけに思った。論理展開を追うとそうかもしれないとも思わされ…
折に触れて見直すアニメーション作品がいくつかある。その一つが『攻殻機動隊』だ。内務省にある首相直属の対テロ・防諜機関である公安9課。その現場指揮官で全身義体の草薙素子を筆頭に、レンジャー出身で格闘戦を得意とするバトー、元刑事で生身の体を持つトグサ、彼女らを率いる荒巻課長などが中心となって、国を揺るがす巨悪に立ち向かっていく。そんな作品だ。 持ち前の骨太なストーリー展開、そして洗練された映像美は多くのファンを魅了する一方、個々のエピソードはきわめて難解だ。それは、脳神経にデバイスを接続する電脳化技術が普及し、多くの人間が電脳を介してインターネットに直接アクセスできるという世界観もさることながら、…