明治初年から大正年間にかけて、大阪の旧男爵・藤田傳三郎と、嫡子平太郎、次男徳次郎の二代三人によって収集された東洋古美術品を中心としたコレクションを公開している私立美術館。
絵画・書跡・陶磁器・彫刻・漆工・金工・染織・考古資料など収蔵品は5000点を数え、うち9件が国宝に、50件が重要文化財に指定されている。
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画像引用:藤田美術館「快慶作の地蔵菩薩」 快慶は鎌倉時代初頭に活動した仏師です。同じ流派(慶派)の巨匠として運慶がおり、共作である東大寺南大門の金剛力士像の印象が強いが、その作風には違いがあります。運慶は力強く荒々しい表現が特徴である一方、快慶は繊細で優美な表現が特徴的です。作風的には快慶の方がお地蔵さんとの相性が良い気がしますが、その手によって生まれたお地蔵さんはあまり多くないみたいです。 【目次】 藤田美術館の地蔵菩薩 藤田美術館とは 快慶作の地蔵菩薩 藤田美術館へのアクセス 快慶作のその他の地蔵菩薩 藤田美術館の地蔵菩薩 藤田美術館とは 藤田美術館は大阪市都島区網島町にある美術館です。明…
大阪美術館巡り開始 翌朝は7時半に目覚ましで叩き起こされた。朝から体が重くてだるいのは毎度のこと。とりあえずは入浴でエンジンをかける。さて今日の予定だが、メインは15時からの大フィルの定期演奏会がフェスティバルホールで。ただそれまでに大阪地区の美術館を回ろうという計画がある。 9時頃にホテルを出るとまずは地下鉄御堂筋線で長居に向かう。最初は久しぶりに市立自然史博物館を訪問する予定である。長居で降りるとかなり大勢がゾロゾロと私と同じ方向に向かっている。まさかこれが全員同じ目的地じゃないだろうなと驚いたが、どうやら途中のスタジアムで何かが行われる模様で、大半の歩行者はそちらの方向に。 歩行者が多数…
日本周遊 11日目。滋賀から大阪へ向かいました。京都、奈良は今まで結構回っていて、これからも行く機会があると思うので、今回はパスしました。というのも4月1日には大阪で阿部真央のライブがあるので、それに参加するのを目的に大阪に車を進めました。 お昼には藤田美術館へ伺いました。私は日本画家「竹内栖鳳(たけうちせいほう)」の大ファンで、その画を観るために行ったのですが、美術館も素晴らしかったです。 藤田美術館は、明治時代の実業家 藤田傳三郎氏とそのご家族が作られたのだそうですが、現在のコンセプトが良かったです。そのコンセプトとは ・受付がなく入館するときは係員とスマホ、クレジットカード等でキャッシュ…
こんにちは! かほです! 2022年4月リニューアルオープン 藤田美術館に行ってきました 藤田美術館 大阪財界の重鎮、藤田傳三郎の愛した古美術たちを展示するこの藤田美術館。 実はリニューアル前の、味のあると言いますか年季の入ったと言いますか・・・言ってしまえばボロボロ時代の藤田美術館の外観は結構見ていたのですが、中に入ったことはなく。 この度、リニューアルで綺麗に生まれ変わった藤田美術館に初めて行ってきました。 藤田美術館 アクセス・営業時間 外構・エントランス 展示物・展示スペース 庭園 まとめ こんにちは! かほです! 大阪市内なのに静かで 自然の溢れる不思議な場所 アクセス・営業時間 藤…
藤田美術館に行ってきました。 ↑ 展示室を出たところ 中は撮ってないんですが、作品とだけ向き合える空間。めちゃよかったです。展示解説のパネルはほとんどなく、説明を見たい人は自分のスマホで見るしくみ。エントランス前のひろ~い空間で、お茶を提供してはりました。お団子セットは500円なり。 美術館に入らなくても利用できます。若い人が、とっても多かった。セットを提供するときに、スタッフの人が茶碗の説明をしてくれました。写真のこれは確か三重県のなんとかいう人(すみません、忘れた)の窯のもの。こういう形で茶碗に親しむことができるのって、理想的だなぁ。 完食 ちなみにこの美術館は、デートにもぴったりだと思い…
大阪市都島区の旧藤田邸表門です。 旧藤田邸跡公園 内部は旧藤田邸跡公園となって一般に開放されています。 関西の渋沢栄一みたいな人と言ったらいいのでしょうか、明治期に活躍した実業家の藤田傳三郎の屋敷の跡ですね。 藤田は山口の萩の出身で、木戸孝允や高杉晋作、井上馨などの幕末の志士たちと親交があり、現在の関西電力や東洋紡、大成建設、三菱UFJ銀行、同和ホールディングス、南海電鉄、JR西日本、毎日新聞の前身となる会社を次々と作ったすごい人のようです。 藤田観光は現在でも藤田の名を受け継いでいる会社ですね。 藤田伝三郎 - Wikipedia 赤い花はキリシマツツジ。 公園は都会のオアシスですね。😀 屋…
大阪府北部にある普通の住宅街。その中腹に、かの高名な考古学者、ガッチー・ジョーンズの事務所が佇んでいた。 最近、彼の仕事は激減していた。コロナ禍であるのも理由の一つだが、世紀の大発見として世間を騒がせた「古代飛騨人のミイラ」が、実はただのお土産のもなかであることが発覚し、大バッシングを浴びていたのである。 そんな彼のもとに、久々の依頼が舞い込んできた。 もちろんその一報はいつものように、秘書の柴犬うめちゃんによってもたらされた。 ・・・だがジョーンズはふてくされていた。 うめちゃん「久しぶりに調査依頼が来てよ、先生。」 ジョーンズ「ふーん、調査依頼?わしもう眠たいねんけど。」 うめちゃん「美術…
大阪市名勝指定「藤田邸跡公園」、明治期大阪財界の重鎮で西の渋沢栄一とも称される藤田傳三郎男爵の邸宅敷地約53000㎡の内本邸部分約16000㎡を大阪市が公園整備した緑地公園です。 藤田邸跡は中央部の本邸と東邸は太閤園、西邸は大阪市が戦中取得戦後に元大阪市公館とされた三つに分ける事が出来き、終戦直前の大阪空襲で焼け落ち放置されていた本邸敷地は、これも大阪市が取得後地下鉄工事の資材置き場として利用した後公園整備がされ、2003年12月19日に大阪市から名勝指定を受けています。 公園敷地には国宝「曜変天目茶碗」を収蔵する藤田美術館が隣接し、公園内には空襲被災を免れた高野山光台院から移築した多宝塔が残…
来年4月リニューアルオープン予定の藤田美術館エントランスの「あみじま茶屋」、4月に先行開業していて以前に前を通った折には行列が出来てて少しビックリしましたが、今ではゆったりお茶が楽しめそうです。 一部の美術館施設も先行公開されてる様なんで、時間を取って来てみたいですね。 後輪が写ってる E-バイクは私の愛車。 美術館の入口でも有る様です。 お茶が3種類、お団子セットで500円だそうです。 ランキング参加中スイーツ ランキング参加中ミュージアム
初めての美術館を訪問する 今回はライブに絡めて、今まで未訪問の美術館を訪問する。 尼崎でJR東西線に乗り換えると目指すは大阪城北詰。目的地はここにある藤田美術館。明治時代の実業家・藤田傳三郎が収集した古美術品を展示した美術館である。古美術と言うことで茶道具などが中心となるので、茶道具に興味がなかった私は敬遠していたのだが、近年になって「へうげもの」の影響で突然に茶道具の良さに目覚めた(私も結構単純な人間である)ことから訪問する気になった次第。 私の茶器に関する教科書 この美術館があるのは元々は藤田邸のあったところらしいが、邸宅自体は大阪大空襲で焼失したのだとか。しかし幸いにも蔵が残ったので、こ…
こんにちは。 関西旅行日記の最終編として、3日目の後半と 翌日の最終日について書きます。 <その3>で書いた「桜の通り抜けの造幣局」のあと、10分ちょっと歩いて藤田美術館に立ち寄りました。 藤田美術館は、大阪を代表する実業家である藤田伝三郎の旧邸の日本庭園と、藤田氏の蒐集美術品の展示から成り立っている美術館で、日本では三碗しかない国宝の『曜変天目茶碗』を所蔵している所としても知られています。藤田伝三郎は、五代友厚らとともに大阪商工会議所を設立し、また、現 関西電力、大成建設、さらに JR山陽本線となった鉄道会社など多くの企業を設立した人とのことです。現在は子孫が、その流れを汲んで藤田観光(東京…
こんにちは。 前回の投稿から日にちが空いてしまいましたが、関西旅行記の続きです。 アドベンチャーワールドに行った翌日(旅行3日目)に、大阪造幣局を訪問しました。造幣局を旅の訪問地に選んだ理由は二つです。第1には、有名な『🌸桜の通り抜け 』の現地を見たかったこと。今年は開花が遅れて結果的に早すぎたことは、旅行出発の2週間以上前には既にわかっていましたが、それでも予定通り行きました。第2に、「明治維新」という日本の近代化に大きく関わる金融システムの基礎となった施設を見たかったこと、があります。 150年以上経った令和の最近でも、テレビなどで幕末や明治維新の前後を取り扱ったドラマやノンフィクションの…
2日目午前中です。 嵐山にやってきました。 河原町から1時間近くかかりました。 会期が明日まで 間に合ってよかったーー 大阪の藤田美術館でライオン見てから他の作品も見たかったんです。 まずは館内のカフェに パンとエスプレッソは嵐山にもう一つあるけど、絶対に混んでるのがわかってたのでこちらへ ここは入館者しか入れないのがメリット! 後で冷麺食べにいくのでドリンクのみ いちごミルクにアイスをトッピングしてもらいました。 隣のしだれ桜と遠くに渡月橋を見下ろせる絶好のロケーションです。 そしていよいよ館内へ ここは数点を除き基本写真撮影ができるのが一番好きなポイント。この作品可愛かった 雪景色と雨景色…
朝ごはん( ^ω^ ) pic.twitter.com/GkKrdqoOG5 — たかの朱美 (@gohan_takano) 2024年4月12日 10時のおやつ、tre neveのココアシフォンケーキとカフェオレ( ^ω^ ) pic.twitter.com/0f6pJqemmk — たかの朱美 (@gohan_takano) 2024年4月13日 朝起きたら左の膝の内側が死ぬほど痛くて曲げても伸ばしても何しても痛い。うっかり何かが触れると痛い。靭帯切った右もちょっと痛いけど無傷だったはずの左の方ががまじやばいので早出で出勤したけどすぐに有休もらって帰宅しました。今から病院行ってきます😢 —…
昭和55年9月2日1版1刷 昭和59年2月23日1版9刷 ①布教のかたわら質屋を始めた先祖 ②水戸高時代、食費節約で運動場つくる ③京大時代、お寺を回って禅問答 ④安田信託入社、初めて知る金の価値 ⑤人を担保に異色の貸しっぷり ⑥堤氏の出合い、ボロ鉄道の窮地救う ⑦昭和12年外遊、ロス市の発展を予言 ⑧“かじか哲学”にやられ日曹重役に ⑨マレーで「すず」の買い集めに成功 ⑩小磯さんの依頼で「藤田家整理」 ⑪藤田興業社長、児島湾干拓に乗り出す ⑫観光への歩み、余の繁栄は緑と不可分 ⑬国土総合開発、山紫水明の国づくりを ・高野山天徳院の住職真海(大僧正)が祖先。真言宗は妻帯は許されておらず、祖父が…
きのう、藤田美術館に向かう途中、洋食屋さんの懐かしい匂いに誘われて、ふらっと入ったお店。何が懐かしいって、近頃のお店は換気が良いから、客が匂いまみれになることはまずありません。なのに、タイミングわるく、お腹がいっぱいになるほど匂いと煙を浴びて待つことになりました。 長らくカウンターに座って、厨房を一人でテキパキ取り仕切る調理師さんを見ながら、いろんな雑念が浮かんだはずですが、思い出せない。そんな空白の時間を過ごせたことが久しぶりの贅沢だったのかもしれません。 さて、先日、恩師、日本画家の美堂先生をお訪ねした時、お床に飾ってあった仏画に吸い寄せられました。 法隆寺の国宝の模写だそうですが、表情が…
今日は藤田美術館の学芸講座「うるわしの古筆を読む」に行ってみました。 たくさんの名品をお持ちの藤田美術館だからこそ、『光る君へ』効果を読み取るやいなや出品できてしまう。それがこの美術館の実力とお見受けしました。 写真は藤原公任(996~1041)が集めた和歌が101首が収められた国宝『深窓秘抄』です。 書名は「わが心に適へる歌一巻を集めて深き窓にかくす集」という意味だそうで、日本語の創生期にはこんな美しいニュアンスがあったことに感動します。 今日のお題の仮名文字。見てるだけ~になってしまったのは、大学時代の書道部にいらした福山市出身の先輩があまりに上級者であったためです。 追い付けないと知ると…
10時26分に二重橋前駅に到着。 今日は「岩﨑家のお雛さま」(静嘉堂文庫美術館)と「三井家のおひなさま」(三井記念美術館)を見る。 下の東京駅周辺美術館共通券を買うため利用はしないが、相互割引を行っており、一方の半券でもう一方の入館料が200円引きになる。 東京駅周辺美術館共通券を購入(4,500円)。 アーティゾン美術館、出光美術館、三井記念美術館、東京ステーションギャラリー、静嘉堂@丸の内の5館で利用できる共通券で、1年間で各館の好きな展覧会を一つ選んで入館できる。11月23日に再開館する三菱一号館美術館の割引クーポンつき。 静嘉堂文庫美術館「岩﨑家のお雛さま」 第 1 章 雛の世界 ─小…
[0701]方広寺にある重要文化財の梵鐘に刻まれている計8文字の字句で、「大坂冬の陣」の契機となったのは【 】である。(2011)[0702]京都の顔見世興行が行われる劇場は【 】である。(2010)[0703]【妙満寺】に伝わる安珍・清姫の鐘の再鋳供養を題材にした能楽の演目は【 】である。(2005)[0704]北野天満宮の祭神は【 】である。(2012)[0705]太秦の多くの撮影所は戦時期に統合され、その後解散したが、その会社名は「【 】通り商店街」という名称の中に残っている。(2013)[0706]伊藤若冲が数多く描いた動物は【 】である。(2016)[0707]祇園の芸妓であったモル…
ミュージアム振り返り2023 時系列で振り返っていきます。 2023年の美術展・博物館のおもいで 奈良 平城宮いざない館(常設・資料館) 大阪 絹谷幸二天空美術館 大阪 国立民族学博物館(万博記念公園内) 大阪 太陽の塔(万博記念公園内) 和歌山県立近代美術館 和歌山市民図書館 奈良 橿原考古学研究所付属博物館 大阪 あべのハルカス美術館 特別展「超絶技巧、未来へ!」 奈良国立博物館 特別展「聖地 南山城」 第75回 正倉院展 大阪 藤田美術館 総括 いちばん印象に残ったのは? 2024年に向けて 広告- - - - - - - - - - // 2023年の美術展・博物館のおもいで 奈良 平…
こんにちは。 今日は、丸の内の明治生命館の中にある「静嘉堂@丸の内」という美術館の展示を観に行きました。 普段はあまり観に行かないカテゴリーですが、今回たまたま静嘉堂の無料招待券を貰ったので、せっかくなので行ってみました。 静嘉堂は、岩﨑彌之助(三菱の第二代社長)と岩﨑小彌太(同 四代社長)の父子二代によって創設された古美術品の美術館で、現在、国宝7件を含むおよそ20万冊の古典籍(漢籍12万冊・和書8万冊)と6,500件の東洋古美術品を収蔵しているとのことです。 下の写真は、明治生命館のエントランスです。 クリスマスに向かうこの季節らしい装飾です。 「静嘉堂@丸の内」は、ビルの1階、このクリス…
中之島からバラ園を抜けて、大川沿いに東に歩いていくと、藤田美術館があります。 建て替え工事のため休業なさっていたことに加えて、お向かいの太閤園まで取り壊しになってしまったことで、足が遠のいていたのですが、昨日のInstagramで、「山」をテーマにした展示が始まったことを知りました。 14時から『絵画と網島』のテーマで学芸員のお話があると告知されていましたので、”山“と”網島“に誘われたので行ってみたくなりました。 藤田美術館と太閤園のあった場所が網島と呼ばれるあたりです。 『心中天網島』という映画を観られた方もおありでしょうが、これは、1970年10月14日に実際にここで起きた心中事件を題材…
先日、藤田美術館を鑑賞してきた。 大阪市都島区にある私立美術館。 22年にリニューアルオープンしたばかりの真新しい建物。 実業家の藤田伝三郎(1841-1912年)、長男の平太郎(1869-1940年)、二男の徳次郎(1880年 - 1935年)のコレクション。 藤田伝三郎は、西南戦争で巨利を得た関西財界の重鎮とのこと。 宿泊先から徒歩10分程度だったのでお散歩がてら出かけてみた。 入館料は美術館扉前でキャッシュレス決済。 一グループずつ対応し一グループずつ入館の説明するため、スムーズではない。 チラシはなく、自身のスマホ利用して音声サービスを聞くシステム。 展示品の写真撮影(フラッシュNG)…
藤田美術館 藤田美術館 どんな美術館? ・明治期に活躍した実業家、藤田傳三郎親子のコレクションを展示・仏教美術と茶道具が展示のメイン・建物も庭園も美しい・曜変天目茶碗が有名(※)(※展示は定期的に変わるため常設ではありません) 藤田美術館 どんな美術館? 観覧レポート 入館受付もわりと斬新 展示室へ 仏教美術など 旧藤田邸庭園 多宝塔 茶室 庭園を散策 おわりに 広告- - - - - - - - - - // 観覧レポート 大阪城北詰駅から徒歩数分。2022年にリニューアルオープンしたので、新しくてとてもきれいな建物。 藤田美術館外観 ちなみに並んでいるの方々は入館待ちではなく、併設のカフェ…