初代、政党内閣、隈板内閣について。従来4ヶ月しか持たなかったため、低くみられがちだが、立憲政治確立への挑戦をもっと評価すべき、とのこと。一気に政党政治の確立を目指した大隈に対し、政党政治はまだ早いとする板垣の間で、対立が生じる。初めて政権を獲得した民間代議士たちは、藩閥勢力が利権を獲得して利益を得ていたのを羨望の眼差しで見ていたのと、当時の代議士は貧窮に瀕している者も多かったため、中央、地方のポストに着くために、各自が猟官運動を起こした。大隈は、官僚の政党政治への反感を減じるため、ポストの変更数を抑えていたため、ポストを得た一部の者に対し、ポストを得れなかった為、反感を持つ多数の代議士の不満が…