個人的には手描きアニメーションの暖かみ、などというものは信じていないが 手描きでなければできない柔らかなタッチの線 設定画通りじゃない手癖で描いた人物の躍動感…それらは確か存在する。 2012年に公開された『虹色ほたる』は作画にCGを用いず全編手描きの作品だという。 作品の一部のシーンが『君の名は。』に引用されていることはよく知られているが 比較動画などを見るとその性質の違いがよく分かると思う。 作品の主な舞台となる1977年をありのままに描くなら、手描きのほうが断然良い。 素晴らしい判断をしたと思うが、その分制作の手間も並々ならないものがあったはず。 物語は、主人公のユウタがダムに沈んだはず…