「ワンダフルライフ」「ディスタンス」の監督、是枝裕和が初プロデュースする「是枝プロジェクト」、伊勢谷友介監督の「カクト」に引き続き、第2弾の「蛇イチゴ」は、28才の新鋭、西川美和の初監督作品である。
西川のオリジナル脚本に是枝自らが惚れ込んで映画化が実現した本作品は、正義感の強い妹と、インチキを絵に描いたような兄という、対照的な兄妹の関係を軸に、ある平凡な家庭の崩壊と再生のきざしを描くユニークなホームドラマである。
西川美和監督作品は、『永い言い訳』をアマゾンプライムで見て、「おお、何かすごい映画見たな・・・」と思ったのが初めてで、『蛇イチゴ』や『ゆれる』は後から見て圧倒されました。新作『すばらしき世界』が劇場で初めて鑑賞した同監督作品でした。 『蛇イチゴ』のようなブラック・ユーモアも、『ゆれる』のようなミステリー要素も排した「直球」の犯罪人間ドラマだったと思います。もちろんラストシーンの青空に映し出されるタイトルの多層的な意味はご覧になった方々ならとてもよく伝わってきたかと思いますが、それ以外だと、例えば東京の映し方は結構印象に残りました。 主人公がいわゆる「昭和のヤクザ」であることを考えると、東京を代…
(ボクらの時代)のおかげで西川美和が話題だ。いやー本当に映画はいいもんですね。 映画『すばらしき世界』が話題なのだ。すばらしき世界は 佐木隆三の原作で西川美和が監督だ。西川美和は過去作も評価が高いので期待できます。 西川美和監督の作品は 蛇イチゴ、ゆれる、ディア・ドクター、夢売るふたり、永い言い訳などなど そして2021年は #すばらしき世界! どの作品も胸がえぐられ 心揺さぶられる!と話題。西川美和は 鋭く人の内面をえぐり出す作品で定評のある映画監督として知られています。 そのストーリーはすべて自分で生みだし、映像化していくという。個性のある登場人物の魅力を最大限にひきだして織りなすストーリ…
【監督】西川美和【出演】役所広司/仲野太賀/六角精児/北村有起哉/白竜/キムラ緑子/長澤まさみ/安田成美/梶芽衣子/橋爪功/ 【あらすじ】主人公 三上は、殺人を犯し、13年の刑期を経て出所する。13年の時間で変わってしまった社会で生活をするため、保護司・庄司夫妻の助けを借りながら自立しようとする。ある日、生き別れの母を探す三上にテレビ番組の製作者が三上の社会復帰をおもしろおかしく描こうと近づいてくる。 wwws.warnerbros.co.jp ・西川美和監督は、学生の頃より映像の世界に興味を持ち、是枝裕和監督の「ワンダフルライフ」のスタッフとして参加し、その後、2002年「蛇イチゴ」で長編映…
オススメ度:★★★★☆ 2021年2月11日に『すばらしき世界』が公開されました。 佐々木隆三の長編小説『身分帳』を原作にした映像化作品であり、実在の人物をモデルに、13年の刑期を終え出所した元殺人犯の男の苦労と生きざまを描く。 監督・脚本は『蛇イチゴ』で監督デビューをした西川美和。 主演の元殺人犯三上正夫を役所広司が演じる。
試写会にて。結論から言うと、めちゃくちゃ良かったです。 ほんとはネタバレして書きたいところですが、試写会に行って一足先に観た自分としては少しでもこの映画を広めないといけない、、!という使命感があるので、できるだけネタバレせずに書きます。 本作はまず、笑って泣ける映画でした。ユーモアあり、涙あり。まさか西川作品で泣くことになるとは思わなかったから、新鮮に思えました。これまでの西川作品でも心に迫る描写はあったけれど、それはむしろ世界観に浸るようなしみじみとした感触が湧く程度だったように思います。しかし、本作では役所広司さん演じる元極道の男・三上(みかみ)の実直な生き方と、それを支える周囲との関係に…
小学生の頃、 教室でティッシュをガムのごとくモグモグしてる子。 「美味しいの?」て聞いたら、 「美味しいよ」て。 ゴジラのような子、 親指と人差し指を瞬間接着剤でくっ付けて 「今から取ってみせるぜ」て。 マジで取れなくて血を流してる。 「ホント、アホじゃない??」 本人も周りもヤバいと思ってるのに、なんか面白くて笑ってる。 女子は名札の裏にお気に入りの「香り玉」を入れてね、 他の子と交換するの。 あとコックリさん。 「あれは嘘だよな~」 内心信じてないけれど、やってる子がいるとつい見てしまう。 ゴム飛び。 みんな大好きで休み時間は夢中。 家でも椅子の脚に引っ掛けて練習してた。 男子は消しカスを…
新作<すばらしき世界>が近々公開となる西川美和 今までの長編5本、短編2本、計7本鑑賞済み、、、 蛇イチゴ(2002年) - 監督・脚本、、、4 female「女神のかかと」(2005年) - 監督・脚本、、、3 ゆれる(2006年) - 監督・脚本・原案、、、4 ユメ十夜「第九話」(2007年) - 監督・脚本、、、3 ディア・ドクター(2009年) - 監督・脚本、、、3.5 夢売るふたり(2012年) - 監督・脚本・原案、、、3.5 永い言い訳(2016年) - 監督・脚本・原作、、、3.5 すばらしき世界(2021年)、、、Coming Soon
このパートでは、西川美和監督の紹介をしたいと思います。 広島県出身。早稲田大学第一文学部美術史学専修卒業。 学生時代より映画製作会社の面接を受ける。この時に是枝裕和監督の目にとまり、是枝監督『ワンダフルライフ』のフリースタッフとして参加することになります。 2002年に自身で脚本を書き上げた『蛇イチゴ』を監督し、宮迫博之主演で映画化。 その年度で最も優れた新人監督を選ぶ『新藤兼人賞』を受賞します。 -あらすじ- 音信不通だった放蕩息子の周治(宮迫博之)が、祖父の葬式に突然帰省する。これをキッカケに平穏だった一家のバランスが崩れていき問題が発生する。周治が家族の危機を救ったことにより信頼を取り戻…
まずは作品紹介です💁🏻♂️ 故郷を離れ、東京で写真家として活躍する猛(オダギリジョー)。母親の法事で久々に帰省し、実家のガソリンスタンドを継いだ独身の兄の稔(香川照之)や、そこで働く昔の恋人・智恵子(真木よう子)と再会する。久しぶりに会った猛と智恵子は惹かれ合って一夜を過ごし、翌日、兄弟と彼女の3人で渓谷へ遊びに行く。 猛が一人で自然の中を歩きながら写真を撮っているとき、智恵子が渓流にかかる吊り橋から落下するのを目撃する。その時、近くにいたのは稔だった。 これは事故なのか‥事件なのか‥裁判が進むにつれて兄をかばう猛の心はゆれる‥。 2006年公開の西川美和監督作品です。 前作『蛇イチゴ』に続…
11/24内容 肩 ダンベルショルダープレス・サイドレイズ・フロントレイズ・マシンリアデルト・マシンサイドレイズ 有酸素 エアロバイク30分平日夜にトレーニング。 私の仕事は大して頭を使わない、謝罪と欺瞞と薄ら笑いに満ちた簡単なお仕事なのですが、大して頭を使わない分、結構精神を使う仕事に分類されると思います。まあ仕事なんざ皆そうだろし、世の中のオトウサンも謝罪と欺瞞と薄ら笑いの日々を過ごしている人が大半だと思うので、私が取り分け辛い仕事をしているという自覚は勿論御座いません。ただ、私が入社以来どんどん出来る人が辞めてしまい、私はその間に荒武者なお客様や人格が崩壊した上司に揉まれ、失神と覚醒の日…
西川美和監督の最新映画「すばらしき世界」(2021年2月11日公開)で主演を務める俳優の役所広司が「第56回シカゴ国際映画祭」のベストパフォーマンス賞(最高演技賞)を受賞した。 役所広司は同映画祭で過去に「赤い橋の下のぬるい水」(2001)で、主演男優賞を受賞して以来、19年ぶり2度目の演技賞受賞となる。 演技賞を受賞している日本人は、過去56回の歴史で役所広司のみ。 シカゴ国際映画祭は、1964年に創設された国際コンペティション部門を持つ映画祭で、北米で最も古い映画祭のひとつ。 ベストパフォーマンス賞は、主演男優賞、主演女優賞をひとつの演技賞として統合した賞。インターナショナルコンペティショ…
男女平等の社会なら いまさら女性監督という括りもないだろうが 記録として女性監督を思いつくまま、、、 アリスギイ=ブラシェ(La Bonne Absinthe)、レオンティーネザーガン(制服の処女)、マヤデレン(午後の網目)、アニエスヴァルダ(幸福、落穂拾い、冬の旅、5時から7時までのクレオ)、バーバラローデン(ワンダ)、ジェーンカンピオン(ピアノレッスン)、ジャンヌディエルマン(ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌディエルマン)、クレールドニ(美しき仕事)、ソフィアコッポラ(ロストイントランスレーション、SOMEWHERE、ブリングリング)、ヴェラヒティロヴァ(ひなぎく)…
コロナ禍で 家でのDVD及び動画配信鑑賞が加速 4か月で邦洋あわせて144本鑑賞 本年中盤(5~8月)で観た邦画から ボクのお気に入りの10本+α、、、 1 銀座化粧(成瀬巳喜男) 2 母(新藤兼人) 3 まごころ(成瀬巳喜男) 4 東京の宿/浮草物語/出来ごころ=喜八もの(小津安二郎) 5 父ありき(小津安二郎) 6 淑女と髭(小津安二郎) 7 東京の女(小津安二郎) 8 競輪上人行状記(西村昭五郎) 9 男はつらいよ 寅次郎相合傘/寅次郎夕焼け小焼け/ 知床慕情(山田洋次) 10 終の信託(周防正行) 10 蜜蜂と遠雷(石川慶) 10 蛇イチゴ(西川美和) 次点 沓掛時次郎_遊侠一匹 次点…
キネマ旬報の特集 今回は (20)00年代の邦画ベストテンが発表された 1位 顔 2位 EUREKA/ユリイカ 3位 パッチギ! 4位 愛のむきだし 同4位 ゆれる 6位 誰も知らない 7位 ハッシュ! 8位 千と千尋の神隠し 同8位 リリイシュシュのすべて 10位 バトルロワイアル 日本映画の00年代は 「是枝と黒沢の時代」の到来 大島渚と深作欣二が没し ますます 日本映画を支える面子が 一新したように感じる時代 ボクの 「(20)00年代はずせない邦画」 1~10 1、誰も知らない 2、トウキョウソナタ 3、しゃべれどもしゃべれども 4、時をかける少女(細田守) 5、ゆれる 6、深呼吸の必…
映画の中の「母」があれば 当然「父」も 思いつくまま、、、 SW(4~9)、フィールドオブドリーム、ライフイズビューティフル、自転車泥棒、チャンプ(新/旧)、クレイマークレイマーアドアストラ、海辺の家、父代える、インターステラ、アルマゲドン、ビッグフィッシュ、シェフ三つ星フードトラックはじめました、アイアムサム、父の祈りを、山の郵便配達、ザロード、幸せのちから、花嫁のパパ、96時間、ミラクル7号、ダンガルきっとつよくなる、ライオンキング、Mr.インクレディブル、BTTF、GF(1~3)、熱いトタン屋根の猫、エデンの東、アメリカアメリカ、アメリカンビューティ、スパイダーマン、パラサイト半地下の家…