金継ぎ職人こまやが継いだ器。足付きの中鉢。 ひびの部分は液体ガラスで止めてあります。加飾は箔+定色粉。 わざとムラを作って箔押しし、箔が付かなかった隙間に、定色の金属粉を蒔いたもの。 均一ではない輝きが味わい。 定色。金に銀を混ぜて、お高い金はあまり使わずに、でも金に見えるよう調合したもので、定色と言えばコレと限定的に分かるものだそうです。 合金率は決まっているので、メーカーによってばらつきが出る色ではない模様。 中国陶器だそうですが、細工が繊細で美しい器です。 これを食事で使うとしたら、深さもほどほどあるので汁物もいけそう。 その昔、広州で食べたフカヒレの姿煮みたいな料理を盛り付けたのだろう…