「身ひとつで生きる」4週目に登場するのは、セノグラファーの佐々木文美さんです。 「セノグラファー」という肩書きにピンと来ない方も多いかもしれないですが、舞台美術や舞台空間を手がける人を指します。 身体のあるポイントを押すと呼吸が深くなったり筋肉がほぐれたりすることがあるように、佐々木さんのセノグラファーとしての仕事は、人と環境のちょうど間のところをよく見ていて、ものをある場所に配置したり、ある形に収めることで、人の動きを楽にしたり、ものの動きの可能性を開示するようなことだなと思います。 今回の「空中の歩道橋」は、BankART Stationからちょうど真上くらいの位置にある歩道橋を舞台に行い…