成長、発育、老化など「生と死」に関連する「腎」を補う方法。一般的には精力増強や回春、若さの維持、老化予防、疲労回復、アンチエイジング、不妊症の精子や卵巣機能を良くすることなども「補腎」の範疇になります。そのほか腰痛や足腰の痛み、骨の弱りなどにも「補腎」。免疫などの難病にも「補腎」が有効とされている深遠な中医学の方法です。
暦では、冬至末候「雪下麦を出だす(せっかむぎをいだす)」降り積もる雪の下で麦が芽をだすころ。植物は芽吹く力を育んでいます。人間も自然界の一部なので、自然の時間と一致した生活を送ることが健康な体と心を養うために重要です。夜が長い冬は、充分な睡眠をとり静かに過ごして体力を充電します。体の弱い部分があるならば、この季節にしっかり補っておきましょう。冬は腎、春は肝皮膚が弱い人にとって、汗や紫外線の刺激が少ないこのシーズンは丈夫な肌をつくるチャンスです。がっちり腎陰や肝血を補いましょう。不妊で悩む人も、腎精や肝血を補えば、より優れた芽を出せることでしょう。 印旛沼のミコアイサです。相性はパンダガモ。日本…
足のむくみ、ひざに水がたまりやすいなどで漢方薬を始めて、ひざは完全に良くはならないけど漢方薬を飲んでいるとなんとなく調子がよいと、一年くらい服用を続けていらした70代女性。👩「実は、長年出ていた尿たんぱくが最近検査したら『ほとんど気にしなくていい』数値だと言われた」そう。腎臓機能はなかなか目に見えて改善するものではなく、西洋医学治療でも血圧や生活習慣病をフォローしながら経過観察、という状況なのだけど、本場中国では、漢方薬対策が積極的に行われている。その基本対策は補腎活血。この女性が服用していたのもまさに補腎活血の漢方薬でした。🐼一般的には、ひざは整形で、腎臓は腎内科、と医療分野が異なるのだけれ…
脳の老化を漢方で考える場合、まず『活血剤』と『補腎剤』をベースにします。というのも、脳は血流が良いことが最も大事だし、そして「脳」は漢方的な考え方では『腎』に属しているからです。 そして、「骨」も『腎』に属している。女性は閉経後10年をしっかり養生しないと骨粗鬆症が進みます。これはすなわち「腎」が弱ってしまうということでしょう。したがって女性は、閉経頃から10年の『活血補腎』対策が大切です。👩冠元顆粒と牛車腎気丸(活血と補腎)が欠かせないという80代の女性のこと。この女性はこの漢方を始めてまだ1年ちょっとだが、むくみもとれてずいぶん動きやすくなったと、はつらつとしている。いろんな老人会の役員を…
漢方薬の補腎剤を用いた実験研究があります。老化が真剣に気になるこの頃の私にとって、なによりも目をひいたことは、補腎剤で飼育された🐀🐔動物たちの方が、なにもせず年老いたグループよりずっと毛並みがつややかで、まなざしが生き生きしていたこと。補腎填精、益髄生血腎精を補い、髄海を充満させ、造血・生血を促進すると、精血によって器官組織が滋養され、老化を遅らせ、機能の回復と向上につながる。そして生命活力が増強される。🐼補腎剤でみんな生き生き!このことを伝えなくちゃ。実験報告は具体的に、ホルモン力がアップして精子形成能力や卵胞発育能力が高まったり、難病と言われる地中海性貧血が改善されたり、骨そしょう症や強直…
漢方療法で不妊症を克服して無事出産された方が、元気に来店され不妊対策中にも服用していた補血の漢方薬を買い求められました。 🐼質のよい母乳は、母体の血液の質を高めて(補血)おくことですね。そしてこれからは昼も夜もない育児生活ですが、漢方養生は産後の体力アップにも強い見方になってくれるでしょう。🐼産後とは、言ってみれば自らの命を分け与えた後の状態で、母体の生命力(腎虚)と血液の消耗(血虚)は見た目よりも大きいものです。バランスのよい食事をしっかりよく噛んで食べましょう。最近は、スタイルを気にして早々にダイエットを始める人が多いようですが、産後のきちんとした生理が始まるまでは控えたほうがよいでしょう…
ビタミンDというと骨のビタミンというイメージでしょうか。確かにカルシウムの吸収や排泄を、腸や腎臓でコントロールし、骨や歯へのカルシウム供給を行っている大切なビタミンです。それだけでなく今や、ビタミンDは様々なところで活躍していることがわかっています。最近では、生殖機能に深く関連していることがわかってきて、不妊治療や不育治療でも注目されています。ビタミンとは体で合成されないので食べ物から摂取しなければならないものですが、ビタミンDは太陽の光を浴びると体内で合成されるのです。なので日照時間の少ない冬や紫外線を過剰に嫌がる女性ではビタミンD不足に陥りやすいそうです。 日が長くなるこの頃。適度に戸外で…
女性は更年期と一言にいっても、生理出血がある閉経前の数年と、閉経して以降の数年とは、同じ体でも状態は異なり、体質の主な問題点が、血虚から肝腎陰虚、心腎不交などに変わってくると思われます。 🐼閉経前の数年は、相変わらず生理前不快症状は減るわけでもなく、精神面の不安定感も増しやすく、生理中や生理後の疲労感も現れやすい。加齢により、生理の脱血に反動する造血力が落ちるのか、血虚に陥りやすいので(気血両虚、血虚肝鬱など)血虚対策がベースになっている漢方薬たとえば婦宝当帰膠や加味逍遥散、当帰芍薬散などを服用すると「効く感」がある。🐼閉経後の数年は、生理に振り回されることがなくなるものの、加齢による陰虚が表…
妊娠12週に入り、やっとにっこりしてくれた30代後半の女性のこと。早期流産、筋腫手術、そして半年のピル治療が終わり久しぶりに生理出血が来たところで、漢方で体の立て直しをやってみようと来局された方でした。🐥「すぐ妊娠しようと思っているわけじゃないので・・・」🐥「別に子供ができなければできないでそれでもいいかなって・・・」漢方対策中、そんな言葉が出る。その言葉の裏を思うと心が痛むけど、そうよね、生き方に決まりがあるわけじゃない。結婚後4年が過ぎ、いろいろと考える時だったのだろうと思います。🌙まずは理気活血対策だけでスタート。次の周期には低温期と高温期のメリハリが出た。排便もすっきりして寝つきもよく…
60代女性のご相談。耳が詰まる、脱力感、その後まもなく尿漏れが発生したとのこと。今年に入ってから体の冷えを強く感じるようになり特に足首から下が冷える。また食べるともたれるので少食になった。排尿は日中7~8回、夜間1回とやや頻尿、尿意を催すと同時に漏れてしまう。補腎助陽、補中益気昇陽で対応。🌙1か月日中の排尿回数が減って元気になってきた。ところがせっかく尿漏れも少なくなったのに、すでに1週間ほど漢方がなくなっていて旅行に出かけたら、疲れて尿漏れ再発。風邪気味でもあるそう。前回の漢方薬を補充。風邪対策も。🌙さらに数日後耳のつまり感も楽になってきた。旅行の予定またあるとのこと(まだ風邪が治りきってい…
来店当初は、きれいな白髪でそして杖をついてゆっくり歩いていた70代女性のこと。足腰が冷え痛みもあるというので、温める効果のある補腎剤を半年ほど服用していたら、ある日、なんとなく急に若返った感じを受けました。 「調子良さそうですね」💛「ずいぶん元気になりましたよ。これ、飲み始めてから髪が黒くなってきちゃって」 「あ、確かに黒くなってる」💛「後ろのほうはもっと黒いよ。うれしくてさ」それから2ヵ月後 「また若くなったんじゃないですか?お友達に言われるでしょう」💛「そうなのよ。みんなに髪黒くなったってめずらしがられるの。真っ白い髪になりたかったんだけど、どんどん黒くなっちゃって、もうシマウマみたいにな…