吉田浩太監督の最新作『スノードロップ』は、生活保護受給というセーフティネットをテーマに、監督自身の経験と、ある一家の実話を基にして描かれた社会派ヒューマンドラマだ。 認知症の母と病に倒れた父を抱え、貯金ゼロの現実に直面した娘が下す苦渋の選択を通じて、生活保護制度の周辺に横たわる構造的な問題、現代日本の貧困意識が浮かび上がる。こうした問題を背景としながら、吉田浩太監督は沈黙の奥に潜む“人の心”に注目しようとする。 youtu.be オーディションで選ばれ、17年ぶりの映画主演となる西原亜希が演じる娘・直子の抑えた表情と、長回しで寄り添うカメラが、観る者に痛みと静かな希望を残す、静かなる衝撃の1本…