アラシャンからテングリ砂漠を横断して西南へむかう予定であったが、道が砂に埋まって通れないので、南の銀川にむかった。道はオーラン山脈の南端をつっ切っていた。木の生えていない岩山の中を走り、峠を越して下る。両側に、石を積み上げた壁や見張り台、狼煙台などがある。しばらく下ると、はるか東の方から続いている万里の長城があった。 木の生えていないオーラン山脈南麓 オーラン山脈南麓の万里の長城 黄河沿いの緑地帯にむかって長い坂道を下っていると、北の方の荒野に、円錐形のとんがり帽子のような造形物が10数個あった。 「あれはなんだろう?」 オーラン山脈南の平地に見える円錐形の造形物 西夏時代の墓と西夏王陵 車の…