西山千明

どれほど違いがあるかは別にして、題に従うなら〈最愛の〉でも〈お勧めの〉でも（どうやら〈私をつくる〉でも）ないらしい点は一応触れておきます。冊子形態にこだわらない点を除き、できるだけ題に即したつもりです。有用性は仮想二題の方が高いでしょうが、つまるところ私の関心は、私の、私に映る世界の、私の読み方の機序なのだと思います。 １．宮沢賢治「ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記」 〔冒頭原稿数枚焼失〕のでした。*1 言葉が自律した物体（オブジェ）だと教えられるのは、言葉と読者（わたし）がいつかそれぞれの仕方で筆者を裏切ると教えられることでもありました。もちろんあるいは、読者を、言葉を、他の者たちが。友人…

・ あなたの内なる他者は誰ですか 秋山幹男著作集 2 秋山幹男 著 2013 あいり出版 ¥2,000 ・ さらに患者から学ぶ 分析空間と分析過程 パトリック ケースメン 矢崎直人 訳 1995 岩崎学術出版社 ¥10,000 ・ ナラティブ・セラピー 社会構成主義の実践 シーラ・マクナミー 野口裕二 他訳 1997 金剛出版 ¥1,200 ・ ハイエク全集 第2期 第1巻 致命的な思いあがり The fatal conceit ハイエク 著 ; 西山千明 監修 2009 春秋社 ¥25,000 ・ 家族関係の発達と危機 ＜メンタルヘルス・シリーズ＞ 岡堂哲雄 編 1989 同朋舎 ¥1,20…