『学び合い』の発展イメージをごく初期から数学や科学をモデルにイメージしていました。それ故、「西川型」、「西川流」のような固有名詞をつけることを嫌いました。だって古典力学をニュートン型物理、相対性理論をアインシュタイン流物理といっているようなものです。『学び合い』は個人名を冠するような非普遍的なものだとは思っていません。徹底的な学術データに基礎づけられた理論であり、実践データに基礎づけられた実践方法です。だから、地方大学の一教師が始めたことが全国に広がっているのです。 学術データに裏打ちされ、書籍・論文に理論と方法論が明記された教育実践の中で、近代日本教育において『学び合い』ほど広がったものはな…