正法眼蔵の参考書についてー西谷啓治著作集よりー令和三年十二月十七日(金)雨のちくもり 前回、正法眼蔵を読んでいないのに、死んでいくのかという夢の話をした。 そして、道元から人生論を引き出した本を紹介した。 その後、思い出したのだが、西谷啓治(西田幾多郎の門下で、独自の宗教哲学者)の著作集の中に、正法眼蔵や仏教についての講義録が収められていたことだった。 私の大学院時代の指導の教員が言っていたことで、役に立った実用的知識といえば、難しい思想家や哲学者に講演録や講義録がある場合は、それを読んで見よというものだった。 この助言については今も役にたっている。そして私の場合、正法眼蔵について西谷啓治の講…