『雨』サマセット・モーム グーテンベルク21 雨 作者:サマセット・モーム グーテンベルク21 Amazon いろいろな哲学・宗教関係の著者の方が『雨』をすすめていたのでずっとリストに入っていた。 これは小説なのでネタバレにならないように書かなければいけないのでストーリーより自分の感じたことを書いてみる。 いわゆる未開地でのキリスト教の布教を行う夫婦が出てくる。彼らの言動をたまたま船で一緒になった医師の眼を通して感じるのが彼らの「正しさ」。驚くのが自分の中にある「こうあるべき」視点で読むのと宗教の中にいる自分の視点で読むのと交錯するとそれがそうだろうなという気持ちとあまりに高みに立ったものいい…