子供のころ、こんなことを考えていたことがある。 自分が見ている「赤」という色は、他の人にとっても同じように赤く見えているのか。 何を言っているんだと思うかもしれない。 つまり、自分にとって「赤」に見えるものが、他人には「青」に見えていて、それが他人にとっての「赤」になっているなんてことはないのか、と。 もしそうならば、他人は自分とは違う色の体系で世界を見ていることになる。でもそれを知ることはできない。赤いリンゴを見たら誰もが「赤い」というが、その「赤」が誰でも同じなのかどうか知る術がないのだ。 でもこういう思考をすることは投資において案外大事なことなのではないかと思っている。 株式を買おうと思…