前回までの記事の続きです。 「受験場でお祭り騒ぎする国民」に書いたように、日本では入学試験の日に、校門前に塾関係者が集まり、お祭り騒ぎをする変な文化が定着しています。上の記事にも書いたように、あれを見るたび、戦時中の出征兵士見送りパレードを思い出します。お受験の「過保護性」や「保守性」が見える側面です。 中学受験の入学試験の日には、もう一つ奇妙な事実を発見できます。子どもたちが全員、親と一緒に入試会場に来ていることです。私はそれを見て「子どもだけではなく、親も一緒に面接するのか。なんてくだらない」と思っていました。しかし、親も面接する変な中学も確かにあるのですが、ないところがほとんどです。だか…