文章というのは、書き手が伝えたいことを読み手に伝えるためのもの。書き手の伝えたいことを目的地とすると、カーナビの地図のようなものだね。 自動車で旅行をするときを思い浮かべてみよう。 出発地から目的地までのルートの全部が文章。目的地が遠ければ、迷わないように、まずどこまで行って、次はどこまで……、といくつかにルートを分けるよね。これが段落。これをもっと細かくして、まず本屋の前を通って、その隣にコンビニがあって、その次が……というように、通りに並ぶ一軒一軒の家まで細かく区切ったのが文。一軒一軒の家を細かく見てみると、玄関とか窓とか屋根といった小さな部分に分けられるよね。これが文節。そして玄関も屋根…