自己表現は子供の頃は無意識だ。だんだん成長するにつれて意識的になる。子供の頃は自分がなぜそれに惹かれるのかは考えることなく、ただ無心に夢中になる。大人になるとそれに気付いてもっと意識的に自分の興味と利益に基づいた表現を具現しようとする。 私はそもそも言葉は苦手である。子供の頃の作文や夏休みの日記など本当に苦痛だった。書きたいことなどこれっぽっちもなく、嫌々つまらない作文を書いていた。自分の思ったことを言葉にしたい伝えたいという気持ちもなく。しかし本を読むのは好きで、言葉に関しては受け身であった。インプットオンリーだった。読後感想文も、皆も読めばわかるでしょ、わざわざ人の感想を読むのって意味ある…