株価が、日銀の内田副総裁の発言を受け、大幅上昇しました。明るい兆しのようですが、過去最高を更新し続ける米国株価のようになっていくのでしょうか。それともどこかで息切れを起こすのでしょうか。 目減り続く実質賃金 一方、実質賃金は21カ月連続でマイナス続きです。昨年2023年の実質賃金上昇率は-2.5%と前年の-1.0%に続いて大幅減少となっています。こちらは株価のようにはいかないようで、プラス圏に浮上にはまだ大分時間がかかるというのが専門家の見方のようです。 実質賃金の上昇にはインフレ率のさらなる低下が必要(12月毎月勤労統計):政府は賃上げ要請よりも持続的に実質賃金を高める成長戦略の推進を|20…