行動経済学者、心理学者のダニエル・カーネマン先生の講演。僕にとっては難しい内容だったので何度か聞き直しましたが、幸福という事を題材にしながら経験した事と記憶との間にある認知の歪みについて興味深い事をお話されています。 僕なりにポイントを上げるとこちらの通りです。 「幸福(Happiness)」には、「経験している自分(Experiencing self, 現在の自分?)」にとっての幸福と「記憶の中の自分(Remembering self)」にとっての幸福という全く異なる二つの概念がある。この二つを混同して「幸福」として扱われてしまっている。 例えば20分間の素晴らしい音楽を聴いて感動するという…