江戸初期の文人、石川丈山が隠棲した山荘であった詩仙堂は、丈山寺という名の曹洞宗の寺である。 丈山は徳川家康の家臣で、90歳までこの山荘で悠悠自適の風雅な暮しをしたが、その一室の壁に、狩野探幽に描かせた中国の詩仙三十六人の肖像と詩があることから、いつからか詩仙堂と呼ばれるようになった。回遊式の庭は白砂とさつきの刈り込みが美しく、藤、花菖蒲、杜若、紫陽花、萩、山茶花など、四季それぞれに美しい花姿が見られる。快い竹の音をひびかせる鹿おどしは丈山が発案者と考えられている。
詩仙堂の簡素な門 こんばんは、百萬です。 京都を訪れる観光客には、お気に入りの寺がいくつかあるものです。 好きなお寺があると、本やネットでその歴史やトピックスなどをさらに調べて、ますます興味が湧いてくるもの。 京都市左京区にある小さな「詩仙堂」。 私がこれまでにもっとも訪れているお寺です。 いつの間にか100回を超えました・・・ このお寺にも長い歴史があります。 けれども、ここは私にとって お寺というよりは、憩いの空間・・・ ここに来ると、日常のさまざまな雑事をすっかり忘れられます。 60代になってからは、初めての詩仙堂。 第2のふるさとに帰ってきた、というと何か変ですが、そんな感じです。 非…
少し季節を遡って、5月の末のことです。 そろそろサツキが咲いている頃だろうと詩仙堂を訪れました。 うーん、思ったほどは咲いていません。 ここのサツキの見頃は遅めなのだけれど、蕾もそれほどなさそう? ぽつぽつと。 座敷からニワフジが咲いているのが見えました。 座敷で座っていると、BGMは時折聞こえる僧都の音と、 賑やかなカエルの声。 庭に降りてみると、蕾がほつぼつ見えるから、 花のピークはまだだったかもしれません。 それでも、何年か前に訪れた時に比べて、 花付きが悪い気がします。 kazenonakanotabi.hatenablog.jp kazenokomichi.hatenablog.jp…
4月のはじめ、春の妖精に会うために、詩仙堂を訪れました。 入り口の獅子頭椿。 椿の花は落ちてまた絵になります。 この時期はほぼ貸切状態です。 お座敷の横で春の妖精(スプリング・エフェメラル)に出会いました。 ショウジョウバカマです。 さて、庭におりてみましょう。 落ち椿と落ち葉、自然のなせる配置が絶妙です。 庭の奥、お地蔵様の前に春の妖精たちがおりました。 ショウジョウバカマ(奥)とカタクリ(手前)です。 今年も春の妖精に会えました♪ べつの春の妖精にも出会いました。 イカリソウです。 お庭には他にも春の花が咲いています。 これは木瓜の花。 胡蝶侘助 サンシュユと胡蝶侘助 馬酔木 レンギョウ …
菓子パンも惣菜パンもハイレベルな高野のパン店ルボンディー 北大路通と東大路通の交差点(高野)を東へ400mほど行ったところにある手作りパンのお店です。叡電「一乗寺駅」から徒歩5分程度の場所にあります。今回はランチとして惣菜パン1つと菓子パン2つをREPORTしました。 ●住所…京都市左京区一乗寺梅ノ木町54-1(Google マップ)●TEL…075-724-5335●定休日…木曜日●備考…禁煙●ホームページ…Instagram※さらに詳細は食べログ「ルボンディー」でご確認ください。 記事制作:京都 B級グルメ REPORT
デカ盛りでも人気な一乗寺ラーメン街道の蕎麦店蕎麦切塩釜 東大路通と北大路通の交差点(高野)を北へ860mほど行ったところにある蕎麦店です。叡電「一乗寺駅」から徒歩6分程度の場所にあります。今回はランチとして温かい蕎麦「にしん」と「かやくごはん」をREPORTしました。 ●住所…京都市左京区一乗寺西閉川原町29-13(Google マップ)●TEL…075-721-2966●定休日…土曜日・日曜日および祝日●備考…禁煙●ホームページ…なし※詳しくは食べログ「蕎麦切塩釜」でご確認ください。 記事制作:京都 B級グルメ REPORT
京都寺院探訪 六六山 詩仙堂(丈山寺) 住所 京都府京都市左京区一乗寺門口町27番地 宗派 曹洞宗永平寺派 拝観 600円 駐車場 有料駐車場 500円 ご朱印 未確認 ランク ★★★(3.0)(5段階) 🔴詩仙堂は、正しくは凹凸窠といい詩仙堂はその一室である。武将で文人でもある 石川丈山が寛永18年(1641)に造営した。丈山は、関ヶ原合戦などにも従軍。 また藤原惺嵩らに朱子学を学び教養も高い人物です。 この寺の名のゆかりが、詩仙の間にある三十六詩仙です。狩野探幽が絵を描き、 丈山自ら筆をいれています。庭園も四季折々のの顔をみせ風流さを醸し出している。 国の史跡であり、故ダイアナ妃訪問でも有…
こんにちは、事務員です。 初めて秋の圓光寺を満喫したあとは、流れるように詩仙堂へ。 入口のシミュラクラ現象に一人で笑って不審者になってしまいそうになるのを マスクに助けてもらいながら、中に入ります。(^∇^*) santojuken.hateblo.jp 縁側のあるお部屋では、皆さんまったり過ごされていたので、 ささっと写真だけ失礼して、楽しみにしていたお庭に出ました。 夏に伺ったときは、あんなに緑が眩しかったのになぁと思いながら、 すっかり秋の姿に変わったお庭に見惚れてしまいました。(´∀`).+゚ 曇り空が広がっていましたが、そろそろ帰ろうかな…のタイミングで有難いことに回復。 少しだけ引…
こんにちは、事務員です。 圓光寺をあとにして、次は詩仙堂(しせんどう)へ。 二カ所がすぐ近くにあるので、暑い中でも移動が楽で助かります。(・∀・*) 間隔を取るため、伺ったときは青い敷物が敷いてありました。 こちらのお庭も素敵なんですよね。(´∀`).+゚ 時折聞こえてくる鹿おどしの音を聞きながら、落ち着いた時間を過ごせました。 汗が少し引いた頃、サンダルをお借りしてお庭の散策へ。 近所の紫陽花はもう見頃が過ぎているので、 この時期でも綺麗な姿が見られるとは思いませんでした。 今年は長く紫陽花を楽しめて何だか得をした気分です。(´꒳`*) トンボを発見。 シオカラトンボ、という種類でしょうか。…
みなさんは、水琴窟をご存知ですか?水琴窟というのは、江戸時代に花開いた日本文化の1つです。今回は、環境スペースが水琴窟とししおどしについて解説していきます。 ■水琴窟とは? 水琴窟は、江戸時代の庭師が考案したとされています。日本庭園における最高技法とも称された“つくばい”の鉢前に造られるものです。洞水門と呼ばれる場合もあります。 そんな水琴窟は、日本庭園の基調を全て表現しているのです。日本庭園の基調は、“見えがくれ”、“わび・さび・渋さ”、“省略とゆとり”、“余剰と余韻”の4つです。“見えがくれ”は水琴窟が土の中に隠されていること、“わび・さび・渋さ”はつぐばいの石組みや形状には派手さがなくて…
今年は行こうかどうか迷ったけれど 11月の連休前に紅葉を見てきた。 平日で雨の日、人もまだ少ないかな?と 思っていたけれど 四条から乗った市バスは超満員。 バス停、バス停でこれでもかという程 車内には人が増えていく。 大半の人がバスの1日周遊券を使い 大きな荷物を持った人を見ると やっぱりGO TO トラベルの 影響の大きさを感じた。 私が今年、向かった先は詩仙堂。 詩仙堂は凹凸窠(でこぼこした土地に建てられた住居)の一室らしい。 中国の漢普唐宋の詩歌三十六人の 肖像画と詩が掲げられた 「詩仙の間」から詩仙堂と 呼ばれているみたい。 縁側に座ると、ずっと眺めていたいと思うほど 紅葉は見頃だった…
【きょうの人】 0618 石川丈山 武将、儒者、漢詩人 独善的な判断で、気になる人を選んでご紹介しています。 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取って、日々の生活やビジネスに活かしてくださると幸いです。 ■ 石川丈山 武将、儒者、漢詩人 いしかわじょうざん 天正11年(1583年)- 寛文12年5月23日(1672年6月18日) 安土桃山時代から江戸時代初期にかけての武将、儒者、漢詩人で、大坂の陣後、獄中生活をし、一時仕官もしましたが、京都郊外に隠棲して丈山と号しました。 林羅山らと交わり、儒学を学び、漢詩人となりました。作庭家としても有名で、隠棲生活を送った詩仙堂(左京区)の庭園を自ら…
今日の気になる書籍のご紹介 いま話題の書籍や古書などジャンルを問わず 良いなと思った書籍を幅広く 関連書を交えて紹介していきます。 今日の気になる書籍のご紹介 本日の、ご紹介する書籍はこちら。 すずちゃんの海街レシピ - 海街diary 海街オクトパス/吉田秋生 小学館(2015/05発売) 出版社内容情報 レビュー 関連書 「そうだ 京都、行こう。」の20年 単行本(ソフトカバー) – 2014/9/20 とっておきの角度で見る京都の「この瞬間」 単行本(ソフトカバー) – 2018/2/16 さいごに 本日の、ご紹介する書籍はこちら。 すずちゃんの海街レシピ - 海街diary 海街オクト…
前回の記事の詩仙堂を出たあと、雨が降り出しました。 雨のなか、向かったのは金福寺です。 ちょうどミツバツツジが満開でした。 入り口の手水にもさりげなく。 右にしだれ桜、左にミツバツツジのピンク色 木々はもうすぐ芽吹く準備をしていました。 芭蕉庵 改修されて、きれいになりました。 この時期の金福寺を訪れたのははじめてでしたが、 ミツバツツジがとてもいい感じに咲いていて 行ってよかったです。^-^ 行った日 4月3日
7時半、起床。815、出発。昨日は目的の青もみじが少なかったので、今日は青もみじを狙った。目標は八瀬の瑠璃光院で、その前に一乗寺の圓光寺に寄るつもりだった。 地下鉄四条駅から烏丸御池経由で京阪三条駅。京阪に乗り換え、出町柳駅下車。9時、叡山電車に乗り換え、一乗寺下車。乗り換え大杉。初乗り取られまくった。 915、詩仙堂。圓光寺に行こうとしたら途中にあった。名前からして凄そうな感じがした。実際、建物はただ者ではない雰囲気を醸し出していた。庭に面した和室には一人が座れそうな青い絨毯が市松模様に敷かれていた。私は最前列に座り、景色を独り占めにした。庭は刈り込まれたさつきで囲われ、バックは山の借景。白…
巾に木槿をはさむ琵琶打 荷兮 巾は元の意味は小さいきれであり、ゆえに手を拭うものを手巾といい、すなわち手拭であり、食器を覆うものを巾羃といい、すなわちいまの俗語の布巾である。髪を隠すものも巾といい、すなわち頭巾であり、露を受けるもの、髪を覆うものがそれである。ここで巾というのは、字通りに採れば髪を覆うもので、頭巾も巾の一種なので頭巾の上略と考え、蝉丸の像などがかぶった頭巾と心得るべきである。木槿は俗に木はちすというもので、花に紫白紅があり、小さな樹で藩の籬にするものであって、人家に少なくない。琵琶はひとつには琵琶を弾ずる人、二つには琵琶をつくる職人である。打つという語の意味は甚だ多く、そのなか…
日東の李白が坊に月を観て 重五 李白は酒客であり詩仙である。「李白一斗詩百篇」という詩句も名高いので、前句を酉水一斗盛り尽くすと取って、月を賞しつつ飲み明かすさまを付けたという古解には従いがたい。うがち過ぎの解釈というべきである。日東の李白は石川丈山であり、丈山の詩仙堂を訪ねた山素堂の六言の詩の句に、「先に日東李杜を尋ね、中華仙顔と静かに対す」とあるのからきたという江戸の成美の説は成り立つが、挙げた出典の肝心なところを逃し末を取っている。丈山の詩集『覆醤集』の上巻に、丈山と朝鮮中直大夫詩学教授権侙と応酬した詩があり、当時権侙は丈山の詩を読んで、「古人は楊伯起を関西の先生としたが、君を日東の李杜…
コロナ禍と言うことで、前回に引き続きリモートでの配信。2本撮りだったらしく、「連続で聴いたら声が出てきたのが分かる」と冒頭で言っていたため、とりあえず前回分から聴いてみました。 第35回放送分。 「寝起きで撮っています」 ……ヲイっ!(笑) ゆるすぎませんか?ww ハスキーなせいち店長もかっこいいけどもさぁ…。 ……からの第36回。 声、クリアになっとる(笑) やはりイケボですね。せいち店長大好きです。 さて、今回の内容は…まずはGWどうですか?的なお話。 5/1(日)にフォアレーゼンの朗読劇がありますね。 聴きに行きますよ~!夜勤明けなので、どっかの温泉で少し仮眠してから会場入りしたいと思っ…
好きな街はいっぱいある。 故郷の大阪の「笑い」は大好きだ。 この地球のどこに行っても、それは懐かしい。 憧れの「住みたい街」は3つ。 1.横浜 2.東京 3.京都 でも、もしも…… 1.横浜 特に赤レンガ倉庫の近くのマンションに住みたい。 赤レンガ倉庫に初めて行った時、 世の中にこんなに素敵なところがあるんだーって感動しました。 毎朝海の近くで散歩して、サッカー観戦も野球を見にいくのもいい。 糖尿病であんまり食べられないけど、たまには中華もいい。 住みたい、住みたいって言ってたら、ダンナに ほんなら旅行で1週間くらい滞在したらどう? と言われ、 そういや、それもそうやな。 ( ̄ー ̄) そのほう…
京都市地下鉄といえば修学旅行で乗った事がある人もいるのではないでしょうか? 烏丸(からすま)線と東西線の2路線です。 この京都市地下鉄には、何やら「ドアちか」というものがあるそうなのですが、これは何か知っていますか? また、地下鉄のお得な乗り方もあるんですよ。 烏丸線と東西線では発車メロディーにも違いがあるので聴いたことがない人にもお知らせしたいです。 京都市地下鉄についてご紹介します。 京都市地下鉄「ドアちか」って何?みんなに便利です! 京都市地下鉄フリーきっぷとは?特典もあります 京都市地下鉄には発車メロディーがあるの?路線によって違う まとめ 京都市地下鉄「ドアちか」って何?みんなに便利…
二日目は、④の八大神社からスタートです。 ①八坂神社⇒②上賀茂神社⇒③西院春日神社⇒④八大神社⇒➄福王子神社⇒⑥八坂神社 (地図に手書きで書き入れたので、見づらくてすみません 汗) 八大神社は、京都の洛北にあります。地図によれば、詩仙堂の近く。かの宮本武蔵が決闘前に奉拝したとの事。境内には下り松古木もあるそうです。最寄り駅は、叡山電鉄の一乗寺駅。そこから徒歩10分との事。 大阪から、京阪で出町柳駅終点まで行きまして、叡山電鉄に乗り換えます。この日は、降水確率が0%だったので、何も考えずに折り畳み傘を、家に置いて来ました。馬鹿です。 すでに、京阪電車の段階でもう、空が曇っていました。0%なのに雨…
■【今日は何の日】 3月22日 法隆寺聖霊会 世界水の日 一年365日、毎日が何かの日です。 季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。 これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。 独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック 【今日は何の日インデックス】 日付を指定して【今日は何の日】を…
【話材】 昨日3/20のつぶやき 東京都の桜開花宣言2022 サクラの写真を撮りました 経営コンサルタントとして感じたことを毎日複数のつぶやきをブログでお届けしています。 もし、お見落としがありましたり、昨日のブログで再度読みたいつぶやきがあるというときに便利なページです。 本日も、複数のブログで、つぶやき済です。 https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/ca6f42598d6b18927bbf0ca3ab845c76 ■【きょうの人】 0321 ■ 弘法大師 空海 ■ 聖宝(理源大師)生誕 ■ 一遍上人降誕会 ■【今日は何の日】 3月21日 ■ 国際人種差別撤…