江戸初期の文人、石川丈山が隠棲した山荘であった詩仙堂は、丈山寺という名の曹洞宗の寺である。 丈山は徳川家康の家臣で、90歳までこの山荘で悠悠自適の風雅な暮しをしたが、その一室の壁に、狩野探幽に描かせた中国の詩仙三十六人の肖像と詩があることから、いつからか詩仙堂と呼ばれるようになった。回遊式の庭は白砂とさつきの刈り込みが美しく、藤、花菖蒲、杜若、紫陽花、萩、山茶花など、四季それぞれに美しい花姿が見られる。快い竹の音をひびかせる鹿おどしは丈山が発案者と考えられている。
去年の春、詩仙堂を訪れた時にはもうカタクリの花は終わっていたので、今年はちゃんと咲いている時に行きたいと思っていました。 今年は桜も遅めなので、カタクリも遅めかな?と思いながら4月のあたまに行ってみると、ちょうど花が咲いているということでした。^-^ そして、僧都のそばにも1輪だけ咲いていますよと教えていただきました。 いつもはもっと離れたところに咲いているので、かなりズームしないと撮れないのですが、このコはすぐそばまで近寄れたので、こんなふうにお日様の光で透けているところをパチリ。^-^ そしてお庭の奥では、まるでスポットライトに当たっているようなコを見つけました。 手前と、お地蔵様の前にも…
八大神社を後にして、詩仙堂*1へ向かう。いつものことながら、なんとなく緊張する瞬間である。 小有洞の門(入口) 詩仙堂 由緒書き 小有洞の門から参道を進む 老梅関の門をくぐると建物内へ 受付を済ませて建物内部へ、こちらは「室内撮影可」のようだ。 伏見桃山城欄間 詩仙堂の名前の由来にもなっている「詩家三十六人」の肖像画(狩野探幽作)に石川丈山自ら各詩人の詩を書いて壁に掲げている。 室内から庭を臨む※iPhone8(パノラマモード)で撮影 室内から庭を臨む。赤い敷物と緑のコントラストが心地よい。室内には私一人だったので、静寂をひときわ感じる。敷物の上に正座し、しばし風景を楽しむ。 左側から水が流れ…
狸谷山不動院からの帰り道に立ち寄ったお寺。入口からなんとなく「侘び寂び」的なオーラを感じる(適当)本尊の馬郎婦観音は残念ながら秘仏のようで拝むことは出来なかった。写真で見てもめっちゃ美人。遠目でもいいからぜひ拝みたい…… 御本尊 | 詩仙堂丈山寺 広い庭には小さなお地蔵さんと南天の実がぽつぽつと。kawaii〜 (限界までズームしたから画質ガビガビだ〜) 独特な書体が可愛くてお気に入りの福禄寿の掛け軸。 ししおどし。人が少なかったせいか音めっちゃ響く。人間でもビビるのだから獣はたまったもんじゃない…はず。
1月25日に京都は雪が降りました。 少し遅くなりましたが、その時に行った圓光寺と詩仙堂の雪の様子です。 まずは圓光寺さんから。 ときおり雪がちらつく圓光寺さんの入り口。 あしもとにハートの石があります。^-^ 雪をかぶった山茶花。 奔龍庭。 雪の渦が、本当の流れのように見えます。 南天に雪。 お地蔵さまは雪の綿帽子をかぶっていました。 寒くてもにっこり。 こちらの南天にも雪の綿帽子。 十牛の庭の雪景色 こちらは水琴窟です。 お日様が出ているけれど、雪がちらちらと降っていました。 この投稿をInstagramで見る こみち(@kazenokomichi)がシェアした投稿 耳を澄ますと、水琴窟の音…
これは今年の初雪の時、1月8日の詩仙堂です。 朝起きてカーテンをあけたら雪がうっすらと積もっていました。 なので朝食もそこそこに出かけることに。 サツキには粉砂糖をかけたような雪。 貸切でした、^-^; まるで時がとまったような空間。 時が流れているのを時々思い出させるように、鹿おどしの音が聞こえてきます。 万両 千両、奥には南天。 どの角度から見ても、美しい詩仙堂。 鬼瓦 今日も今日とて、鹿おどし(僧都)は規則正しくカコーンと時を刻みます。 ではお庭の方へ。 池のほとりの万両。 寒いから、鯉は屋根の下でじっとして出てきません。 万両と十両(ヤブコウジ)。 万両と千両。 苔と雪。 あしもとにポ…
題名では同行するとなっていますが、実は詩仙堂では翁は同行していません・・・。
早いもので、もう今年もあとわずかになりました。 あげようあげとうと思いながら、あっという間に12月末となってしまい、 季節がすっかりずれてしまいましたが、 今年の紅葉の振り返りとして、写真をアップしておきます。 まずは圓光寺です。 圓光寺、11月19日の9時に予約していました。 ところが今年は11月に入っても暖かかったせいか、全然紅葉がすすんでなくて、 十牛の庭の紅葉もまだほとんど青もみじだったのです。 なので、1週間後の11月26日にまた予約して、リベンジしました。 ようやく寒くなったおかげで、ずいぶんと紅葉がすすんでいました。^-^ 縦にもう一枚。 水琴窟に紅葉。 俵によりかかるお地蔵様。…
修学院・詩仙堂近くの住宅街にある人気蕎麦店ぎお門 白川通と北大路通の交差点(白川通北大路)を北へ45mほど行き、東へ140mほど行ったところにある蕎麦店です。叡電「一乗寺駅」から徒歩11分程度の場所にあります。今回はディナーとして「そば定食(天婦羅そば・白ごはん・漬物・付きだし)」をREPORTしました。 ●住所…京都市左京区一乗寺野田町28(Google マップ)●TEL…075-721-8880●定休日…火曜日●タバコ…禁煙●交通…叡電「一乗寺駅」から徒歩11分程度●専用駐車場…あり●ホームページ…なし※詳しくは食べログ「ぎお門」でご確認ください。 記事制作:京都 B級グルメ REPORT
こんにちは、事務員です。 赤く染まるのが比較的早かった近所の落葉樹たち。 葉が落ちきって、本格的な冬の到来を感じています。 さて、最後にもう一度紅葉を満喫しようと、 先日詩仙堂へと行って参りました。 室内からはもちろん、 お庭に出てて散策しながら、紅葉が楽しめる詩仙堂が好きです。(´꒳`*) もみじに覆われた地面も素敵だなぁと、 ときおり響く鹿おどしの音を聞きながら、のんびりと紅葉を満喫できました。 11月29日の様子。 何度見てもユニークな顔に見える出入口も好きです。(・∀・*) 住まいの疑問・困った!のご相談、承ります。 下記HPからお気軽にお問い合わせくださいませ! 三都住建株式会社HP
利用したお得な乗車券 今回の順路:観光での歩数は、21,000歩位です。 グルメ 一乗寺にて 【ラーメン】中華そば 高安 【パン】ぱんのちはれ その他 スターバックスコーヒー 京阪祇園四条駅店 寺社 鞍馬寺 貴船神社 詩仙堂 圓光寺(えんこうじ) 利用したお得な乗車券 今回は表題にあるように叡山電鉄沿いにある地域を旅しました。 お得な乗車券として「地下鉄&えいでん 鞍馬・貴船日帰りきっぷ」購入しました。 eizandensha.co.jp こちらは当日購入しなくても何日か前に購入し、利用する際に改札機に通して開始スタートになります。HPに記載されたルート内であれば自由に利用可能です。いわゆる磁…
ようこそ Aliceの癒しの国へ ❤本日のフォト📸🕯️♠ ☪️ 春の京都HISTORY 最近では、春の陽気というには気温が上がりすぎておりますが、季節は春でございます🤗✨ 本日は、春に訪れた京都の旅の癒しの風景をお届けいたします🧚 ☪️ 春の京都HISTORY ⚜️ 週末にお届けする癒しの風景 ⚜️ Aliceがお届けする癒しの風景と音楽 ⚜️ 週末にお届けする癒しの風景 京都を代表する場所、嵯峨野。 竹藪から差し込む春の日差しは穏やかです。 桂川から吹いてくる水辺の風が気持ちいいです。 平野神社は、桜の名所のひとつでございます。 平野神社に境内にいると、桜に囲まれるのでとっても幸せな気分にな…
京の冬の旅、特別公開「園林堂」をやや駆け込み気味に見に行きました。 特別公開はもう終わってしまいましたが、記録として残しておきます。 この建物が園林堂。 中は撮影禁止だったので、建物だけ撮影。 襖絵は棟方志功さんが手がけた「天に伸ぶ杉木」と「阿吽の呼吸」と題された四十四面。杉は奈良の十津川村で見た杉の木、そして仏間の襖絵は渉成園から見える東山を表現しているらしいです。 閬風亭(ろうふうてい)から見える東山 今はマンションがあって、あまり山が見えませんね、^-^; 徳川慶喜 筆 石川丈山 筆 この渉成園を作庭したのは丈山だそうです。 (詩仙堂だけじゃなかったのね、^-^;) この大書院を閬風亭(…
京都府立植物園は、1924年(大正13年)1月1日の開園からちょうど100年を迎え、公立の植物園としては最古の歴史を誇ります。 園の一番北側のエリアには、「つばき園」が広がり、250品種600本が植栽され、例年3月のお彼岸の頃は、多くの椿が咲きそろい、恒例の「つばき展」も開催され、春が来たことを実感します。 ところが、今年の「つばき園」は、3月23日、24日の「つばき展」の期間には、ほとんど咲いていないという、異例のこととなっています。 23日には、園職員の方による「つばき探訪」に参加しましたが、昨夏の異常高温のせいもあるのか、稀に見る花付きの悪さを言っておられましたね。 それにもかかわらず、…
大河内松平家廟所 ◎平林寺~松平信綱(知恵伊豆)が眠る禅寺 平林寺大門通りと総門 埼玉県新座市にある平林寺は紅葉狩りの名所としてよく知られており、シーズンになると不信心の人も含めて数多くの見物客が集まる。私も2回、見学に訪れたことがあるが、確かに人の数は半端なく多いが、境内が広いこともあって”ごった返す”といったほどではないので、美しい景観を存分に楽しむことが出来た。 一方、3月下旬のこの時期は花の数がさほど多くはないので、境内は閑散としており、いかにも古き良き武蔵野の姿にじっくりと触れることが出来る。田山花袋が「武蔵野の昔の武蔵野の匂いを嗅ごうとするには野火止の平林寺付近が良いね……」と語っ…
令和3年(2021) 入選作品第84回 令和3年 12月の募集一般の部小林美成子 選 〇背にねむる命の熱し冬銀河 千葉県佐倉市 林 昭太郎〇雪蛍駆け落ちしたる父と母 埼玉県吉川市 石井 カズオ〇山眠る名のある山もなき山も 埼玉県吉川市 石井 カズオ 刈田へと波打ち返す寒雀 埼玉県吉川市 石井 カズオ 決断の革手袋は噛んで脱ぐ 千葉県佐倉市 林 昭太郎 エンディングノートしたため春を待つ 千葉県我孫子市 鈴木 清 理髪店鏡のなかのポインセチア 神奈川県平塚市 高橋 勝久 捨てる雪降る雪運河黒ずめり 神奈川県横浜市 幸子 大根干す軒に明るき里日和 神奈川県大和市 ひろ志 おでん屋のぬくもりにゐる独…
武蔵決闘の地から看板通り東へ進むと、宮本武蔵「開悟(さとり)の地『八大神社』」に至る。 八大神社の前には「詩仙堂」が! 「八大神社」と「詩仙堂」が目と鼻の先にあるとは思わなかった。ここは、まず、八大神社を目指すことに。 八大神社「二の鳥居?」 八大神社 由緒書き 「一乗寺下り松由緒書き」には、武蔵が吉岡一門との決闘の前に神頼みをしようとしたとかしなかったとか。「己の力を信じること」の大切さを悟った場所とある。御祭神の「スサノオノミコト」が「荒ぶる神」であるだけに、決闘の凄まじさが推し量られる。 参道を進むと正面に倉のような建物が※2つの家紋が非常に気になる 左側に拝殿がある。少し曇り空のせいも…
洛北にある深泥池。氷河期時代から存在しているとされる池です。この日は少し暖かかったので、今回こそ峠を越えていこうと思ったのですが、鞍馬から先は時雨れて止む気配もないので引き返してきました。 天気予報に雨マークはないのに、山の天気は分かりません。 岩倉でいつもと違う道に入ったらこの建物がありました。少し前に京都新聞で紹介されてたので、見覚えがありました。 記事の詳しい内容は覚えてませんが、かつて、金閣・銀閣に続いて、数寄屋造りの銅閣を建てようとした人がいた、みたいなことだったと思います。 この日は京都マラソンです。 北山通りの折り返し地点。 42.195㎞。みなさん凄いですね。1年くらいトレーニ…
先日出張で京都に行き、移動の前に少し時間ができたので、京都郊外を散歩したくなった。京都に住んだことはないが、大原や貴船、鞍馬、あるいは逆に宇治の方にも行ったことがあるので、訪れたことがないところにしようとしばし思案、比叡山に登ろうと、朝、それなりに早い時間に、京都は繁華街のホテルを後にした。 ところが、叡山電鉄は八瀬比叡山口を降りると、どうも勝手が違う。観光に向かう人が全くいない。とりあえず、と思い、ケーブルカーの駅に向かうと運休となっている。慌ててスマートフォンで調べると、確かに冬季は運休とのこと。愕然としてしまった。(ちなみに、京都在住の友人も、このケーブルカーが冬季は運休であることを知ら…
貴船神社・鞍馬寺そして一乗寺のラーメン街道・パン旅(電車とバスを利用します。) 今回は、2024年4月に予定している京都旅行のための事前調査。行先は、貴船神社・鞍馬寺そして帰宅時に通過する一乗寺駅で途中下車します。そこでラーメン・パン・ケーキを食べれればと思います。 貴船神社・鞍馬寺そして一乗寺のラーメン街道・パン旅(電車とバスを利用します。) 【予定ルート】 (各ルートの費用) 1出町柳駅⇒叡山電鉄⇒(貴船口駅)⇒鞍馬駅 2鞍馬寺から貴船神社まで [徒歩のみ ルート1:木の根道利用] [徒歩のみ ルート2:線路沿い歩く] 3貴船神社から一乗寺駅まで 【見所・食べ処】 鞍馬寺 本殿金堂・金剛床…
私の母校である「大阪国際メディア図書館 写真表現大学」のゼミ生3名が、同じギャラリーのフロアを分割し、個展(写真展)を同時開催した。 「里庭」「裏庭」「気持ち」、三者三様の表現に何が見えるのか。