図は詰将棋博物館 http://park6.wakwak.com/~k-oohasi/shougi/kosaku/kosaku01.htmlから
古作物と呼ばれる作者不詳の作品。詰将棋の紹介例としてあげられることが多い。簡単なようである手が見えないと引っかかる。
解答は「」を反転。
「▲5二馬、同銀左、4二銀まで3手詰。もしくは▲5二馬、同銀右、6二銀。
単に▲5二銀と打ちこんでも△同銀左、▲同馬、△同銀右とされ玉の横が両方共開くので、4二、6二どちらに取った銀を打っても逆の方向に逃げられてしまう。4一の銀を馬で取る手は△同玉で後が続かない。
作意である玉頭への馬捨てが好手で、これで玉の逃げ道が無くなり銀打ちまでの詰み。これが見えないといつまでたっても解けず往生することになる。遠くに配置された馬が絶妙で(図によっては角の場合もある)強力な駒である大駒をただでは捨てにくいという心理をついている。」