東京都世田谷区の認可外保育施設で生後4カ月の男児が亡くなった事故を受け、区は0歳児がいつでも認可保育所に入れるための施策の検討を始めたが、妙案はまだ浮かんでいない。この事故では、認可保育所に0歳児向けの空きがなく、代わりに認可外に預けられた経緯があった。保育所利用は毎年4月を軸に調整するケースが多く、その後に生まれる0歳児への配慮は後手に回りがち。自治体は受け皿の確保に奔走している。(奥野斐) ◆4月時点で0歳児は「待機ゼロ」だったが… 「複数の認可保育所に申し込んだけど入れず、ほかに選択肢がなかった」 記者会見に臨む亡くなった男児の父親(左)と母親 区内の認可外施設に預けた生後4カ月の男児を…