(英) cognitive psychologyの訳語
情報処理過程としての観点から、人間の認知活動(記憶、学習、理解、思考 etc.)を研究する学問。 現在では、心理学において盛んに発展しつつある主要分野となった。
人間の知覚や精神活動全般について研究する心理学の一派。 戦後においては、コンピュータ工学や情報理論、近年では脳科学や進化論の影響により発展した。
あれ 短期の記憶が薄くなった、人との会話が現実だったか夢ごとだったかわからなくなる。 自信がない、確かあの人はこう言ったがさも言っていないような行動に出る。 勘違いはあるがそのとき正常な゜ートナーがいれば不確かで不誠実な人がいれば疑惑スパイラルに陥ってしまう。 助けて 誠実に正面から見据えて対応してくれる人がいる。 そんな人っているのだろうか。
利用可能性ヒューリスティック(Availability Heuristic)は、認知心理学の概念であり、人々が情報の利用可能性やイメージの鮮明さに基づいて判断や評価を行う傾向を指します。 利用可能性ヒューリスティックでは、人々は判断を下す際に、容易に思い浮かぶ情報やイメージに重点を置く傾向があります。具体的には、人々が特定の事象や事例を思い出しやすいほど、それをより重要だとみなし、その出現頻度や発生確率を高く評価する傾向があります。このヒューリスティックは、判断を迅速に行うための心理的なショートカットとして機能します。 例えば、利用可能性ヒューリスティックの影響を受けた判断の一例として、メディ…
知覚のコントラスト(ちかくのコントラスト)は、認知心理学や知覚心理学の用語で、物体や刺激の相対的な差異が知覚上の強調や際立ちを引き起こす現象を指します。つまり、ある刺激や物体が他の刺激や物体と比較されたときに、その相対的な差異が強調され、よりはっきりと認識される現象です。 知覚のコントラストは、以下のような状況でよく観察されます。 色彩のコントラスト:色の明るさや彩度の差異がある場合、それぞれの色がより鮮明に感じられます。例えば、暗い背景に明るい文字を表示すると、文字が際立って見えます。 明暗のコントラスト:明るさや暗さの差異がある領域が隣り合っている場合、その差異がよりはっきりと認識されます…
自己中心性バイアス(Egocentric Bias)は、認知心理学や社会心理学の分野で使われる概念です。これは、人々が自分自身を中心とした視点や情報処理のバイアスを持つ傾向を指します。 自己中心性バイアスによると、人々は自分自身の視点や意見、感情を他の人のものと比較して重視する傾向があります。自己中心的なバイアスが存在するため、人々は自分の経験や情報を基準として他の人や状況を評価する傾向があります。 このバイアスは、情報処理の過程や認知の限界に関連しています。人々は自分自身の経験や情報に基づいて判断し、自己中心的なバイアスが他の視点や情報を歪めることがあります。また、自己中心的なバイアスは、他…
ファン効果(Fan Effect)は、認知心理学の領域で言及される現象です。この効果は、人々が自分たちが応援や支持する団体やグループについての情報を評価する際に、他の情報よりも肯定的に評価する傾向を指します。 ファン効果は、一般的にスポーツチームや有名人、政治家などのファンが関与する場面で顕著に現れます。ファンは、自分たちの応援対象についての情報を客観的に評価するのではなく、好意的な視点から捉える傾向があります。これにより、ファンは肯定的な情報を強く受け入れやすくなり、逆に否定的な情報を無視したり、肯定的な解釈をすることがあります。 HAMモデル(Heuristic-Systematic Mo…
初心忘るべからず、と言います。 初めての気持ちを忘れないようにしましょう、と言うような意味ですね。 じゃあ、実際に。 初めての気持ちを覚えていればそれでいいのか、と言うと。 他のことに手が回らなくなったり。 ずっと意識していることは霞んできてしまうモノなので。 それもそれでどうなのかと思うわけです。 寧ろ、ふと思い出すほうが効率がいいですし。 却って、初心を忘れることなく励むことができるのではないかと。 そう、思うわけです。 初心が抜け殻であっても、構わないのです。 それで漲るモノがあれば、充分なのでしょう。 ──あ、そうそう。 親愛なる読者さまから、少々ご懸念されたことがありましたが。 「あ…
画像優位性効果(がぞうゆういせいこうか)は、情報処理や認知心理学の分野で用いられる概念です。この効果は、人が情報を処理する際に、視覚的な情報(画像)が他の情報形式(テキストや音声など)よりも優れた処理や記憶を引き起こす傾向を指します。 画像優位性効果によれば、人は視覚的な情報に対してより迅速かつ効果的に注意を向け、情報を処理します。これは、人間の視覚システムが発達しており、視覚的な情報はより直感的に理解されやすいためです。視覚的な情報は、色や形、空間配置などの視覚的な特徴を通じて、迅速かつ効率的に処理されることが示されています。 具体的な例としては、テキストの説明よりもイラストや図表が理解しや…
後光効果(Halo effect)は、認知心理学の領域で用いられる概念です。この効果は、人々が特定の特徴や評価の一部を持つ人物や対象に対して、その他の特徴や評価を一般化して適用する傾向を指します。つまり、人々が一つの好意的な特徴を持つ対象を全体的に好意的に見る傾向や、逆に一つの否定的な特徴を持つ対象を全体的に否定的に見る傾向があることを意味します。 後光効果は、以下のような例で観察されることがあります: 外見や第一印象: 人々は、魅力的な外見を持つ人を知的で親切な人物として評価したり、逆に外見に自信のない人を無関心や無能として評価することがあります。 成果や業績: 成功を収めた人や優れた成果を…
イマジネーション膨張(Imagination inflation)とは、個人が過去の出来事を頭の中で想像・視覚化した結果、その記憶が変化してしまう現象のことである。この言葉は、認知心理学者で記憶研究者のエリザベス・ロフタスによって初めて作られたもので、人は想像の結果、起こってもいない出来事について誤った記憶を持つようになることを実証した。この効果のメカニズムは、心的なイメージによって、想像した出来事に親近感や現実感が生まれ、それが実際の記憶のように感じられるようになることです。 イマジネーション膨張は、起こってもいない出来事を繰り返し想像することから始まり、時間が経つと、想像した出来事について…
コーヒーと暮らしを愉しむです。 今回訪れてくださった方、そして、いつも訪れてくださる読者の皆様、誠にありがとうございます。 今回は、読書推薦文として。 「日々の心構えから取り組み方まで、習慣の立て直しに役立つ」ようなおすすめ本をご紹介したいと思います。 「LEARN LIKE A PRO」/バーバラ・オクレー、オラフ・シーヴェ著 勉強の取り組み方に悩まされていた2人の著者による、神経化学、認知心理学、脳の仕組みから学んだ経験から語られる、人生で大切なことを身につけるための学習力をあげてくれるようなテクニックが満載でした。 《この本から考えられたこと、学び》 大切な時間に集中したいとき、なにかの…
出会いと思い出 愛することは理解すること 理解することは愛すること 認める心 信じる心 支える心 育てよう 健全育成 愛のスコール ようこそ安全愛へ 安寧愛より 愉快愛と共に 貫く愛心愛 愛好愛を込めて 寄り添う愛嬌愛 ときめく恋愛愛 励まし合う愛 崇高な童心愛 愛の塊 夢体系 水産学磨きをする=美術磨きをする=化学磨きをする=児童学磨きをする 経済学磨きをする=音楽磨きをする=国際関係学磨きをする=幼稚園課程磨きをする 社会学磨きをする=歴史学磨きをする=総合科学磨きをする=小学校課程磨きをする 業界体系 ニッスイ=日本大学=三菱ケミカル=こどもの森 三菱UFJ証券=日本大学=三菱商事=こど…
皆さま、ご安全にお過ごしでしょうか!FP修行中のオットー@CFPです。先日から行動経済学や行動ファイナンスについていくつか本を読んでいるのですが、本書は経済学やファイナンスだけでなく、人間の脳が持っている認知バイアス全般について書かれたものです。認知バイアスを「人間関係」「組織停滞」「消費者と市場」「偏見と差別」「思想と政治」の5種類に分類しているので、FPとしては「消費者と市場」のパートが守備範囲としてはメインになりますが、もともと実験心理学分野を学んだので、その他のジャンルも非常に興味深いです。 著者はこんな人 本書の構成 本書のポイント:「生存者バイアス」 オススメ度合い ★★☆ おすす…
どうも、最近残業多かった男です。5月病を乗り越えました。今回はズバリミスについてのお話です。 次は気をつけようではミスは減らないは科学的に正しい 参考文献[1]では、間違いを犯さないように注意を促すなど人々を変えることに重点を置いた解決策は、間違いを助長する環境がそのまま残っているため、ほとんど効果がないと結論付けています。気をつけてね!という人任せではミスは減らないんですね。このため別の戦略が必要となります。 エンジニア用のミスを減らす戦略とは? 実はミスとかエラーに関しての研究は結構認知心理学では盛んなんだそうです。このため戦略も豊富といえば豊富なんですが、認知心理学の枠組みだけだと「マル…
皆さま、ご安全にお過ごしでしょうか!FP修行中のオットー@CFPです。先日から行動経済学や行動ファイナンスについていくつか本を読んでいるのですが、本書は経済学やファイナンスだけでなく、人間の脳が持っている認知バイアス全般について書かれたものです。認知バイアスを「人間関係」「組織停滞」「消費者と市場」「偏見と差別」「思想と政治」の5種類に分類しているので、FPとしては主に「消費者と市場」のパートが守備範囲としてはメインになりますが、もともと応用心理学を学んだので、その他のジャンルも非常に興味深いです。 著者はこんな人 本書の構成 本書のポイント:「市場規範と社会規範」 オススメ度合い ★★☆ お…
皆さま、ご安全にお過ごしでしょうか!FP修行中のオットー@CFPです。先日から行動経済学や行動ファイナンスについていくつか本を読んでいるのですが、本書は経済学やファイナンスだけでなく、人間の脳が持っている認知バイアス全般について書かれたものです。認知バイアスを「人間関係」「組織停滞」「消費者と市場」「偏見と差別」「思想と政治」の5種類に分類しているので、FPとしては主に「消費者と市場」のパートが守備範囲としてはメインになりますが、もともと応用心理学を学んだので、その他のジャンルも非常に興味深いです。 著者はこんな人 本書の構成 本書のポイント:「ギャンブラーの誤謬」 オススメ度合い ★★☆ お…
はじめに 今回はメンタルレキシコンについてわかりやすく解説していきます。メンタルレキシコンとは、どのような意味や性質を持ち、学ぶ意義は何なのかを考えていきます。心理学との関係や英語学習及び語彙学習への効果についても考えていきます。メンタルレキシコンを正しく理解して、正しい効率的な語彙学習をぜひ取り入れてみてください。 ↓↓第二言語習得研究に基づく英語学習動画をアップしていきます。 www.youtube.com メンタルレキシコンとは? メンタルレキシコンの意味 メンタルレキシコンの性質 メンタルレキシコンを学ぶ意義 メンタルレキシコン内の語彙知識モデル 階層的ネットワークモデル 活性化拡散モ…
プライミング効果(priming effect)は、心理学の用語で、一つの刺激が他の関連する刺激や情報の処理や評価に影響を与える現象を指します。プライミングは、人が情報を処理する際に無意識的に行われることが多いです。 例えば、ある単語や画像を提示することで、その後の関連する情報の処理が早くなったり、その情報に対する評価や判断が変化したりすることがあります。この場合、提示された刺激が「プライム(prime)」となり、それに続く刺激の処理や評価に影響を与えるのです。 プライミング効果は、認知や知覚の仕組みに基づいています。脳は過去の経験や関連する情報を活性化しやすくし、それによって処理や評価が影響…
2022年3月5日発行 Part1 最強の教科書 第1章 心の科学、それが心理学 人はみな、心に共通の「くせ」をもつ 自分はいったい何なの。思春期の悩み 権威の指示なら、残酷な人間にもなれるのか Part2 最強の実践ガイド 第2章 日常生活で役立つ心理学 期待をかけられると、成績がよくなる 似た行動をすると、好かれる確率up 限定品?数が少ないものほど、ほしくなる 第3章 ストレス対処に役立つ心理学 頭をよぎるかたよった思考が、ストレスの原因 負の思考サイクルを断つ! マインドフルネス ・プシュケー(ギリシア語で息や心、魂などを意味する)がpsychology(心理学)の語源。 ・初期にヴェ…
最近、ビジネスにおける創造性とは何かを考え直すために、「センスメイキング」について論じた本を読み直している。そんな中で、文化的な探索に基づいて洞察を深掘りしながらアイディアを生み出すことを提案しているクリスチャン・マスビアウの『センスメイキング』は興味深かった。 ただし、この本は、「センスメイキング」について、今日一般的なものとはやや異なる独特の定義に基づいて論を展開しているので、まずはその整理が必要であろう。 今日の日本において「センスメイキング」の定義として一般的に知られているのは、例えば以下のようなものであろう。 「センスメイキングは未だ発展中で、その定義自体も多様だ。しかし筆者の理解で…
叔母の所に行ってすることは、主に様子の確認と話し相手になることです。うわさ話や昔の思い出が多いです。それを聞いていると「あれぇ」と思うことがあります。「それ、事実と違うし」ってね。もちろん、叔母にそんなことは言いません。叔母は気持ちよさそうに話を続けます。母に関してもそういうことはあって、その時はつい「違うよ。その時はこうだった」といってしまいました。自分に都合のいいように話が変えられていて、腹が立つこともあったからです。 虚偽記憶っていいます。でも、嘘を言っているわけではないのです。本人たちは間違えたとも思っていないし、それが事実だと信じているのです。 認知心理学の本を読んでいると、記憶は正…
これまで絶対合格ブログ上で幾度となく説明してきましたが、問題集を解いていく上で基本となるのは、反復学習です。私がこのブログ上で毎年唱えている3言葉のうち2つが 「絶対合格」「過去問を制するものが試験を制する」ですが、もう一つが「反復学習を実践できた者が合格を手に入れる」です。 何度も何度も同じ問題を繰り返して、インプットの積み重ねによって、本試験での1点につながるのです。広大なカリキュラムを満遍なく覚えようとすると、モチベーション的にも、効率的にも要領が悪いです。学習を重ねて行く上で、危険なのは「わかったつもり」になることです。今回は、誰もが陥りがちになる「わかったつもり」について解説していき…
自己関連効果(Self-Referencing Effect)は、認知心理学における用語で、人が自己に関連する情報を処理する際に、その情報をより深く理解し、記憶しやすくなる現象を指します。つまり、自己に関連する情報は、他の情報に比べて記憶に残りやすいという効果を指します。 自己関連効果は、1977年にRogers, Kuiper, & Kirkerによって初めて提案されました。彼らの研究では、被験者にさまざまな単語や文章を提示し、それが自己に関連するかどうかを判断させた後、記憶テストを行いました。その結果、自己に関連する情報は他の情報よりも優れた記憶が得られることが示されました。 自己関連効果…