(英) cognitive psychologyの訳語
情報処理過程としての観点から、人間の認知活動(記憶、学習、理解、思考 etc.)を研究する学問。 現在では、心理学において盛んに発展しつつある主要分野となった。
人間の知覚や精神活動全般について研究する心理学の一派。 戦後においては、コンピュータ工学や情報理論、近年では脳科学や進化論の影響により発展した。
🐻🤝 導入:アフォーダンスって、結局「モノがしゃべってくる」話です ドアを見て、無意識に「押す?引く?」と判断する。椅子を見て、「座れるな」と思う。スマホのボタンを見て、「ここ押せそう」と感じる。 この“感じる”の正体が アフォーダンス(affordance)。ざっくり言うと、環境(モノ・空間)が、人に「こう使えるよ」と可能性を提示する関係性 のことです。 しろくまから一言: 「操作説明書を読まない人類」を前提に、世界はできている。 ……はい、ここで胸が痛くなった人、正解です🐻 アフォーダンスとは?初心者向け・超整理 アフォーダンスの基本定義(生態心理学の元祖) アフォーダンスは、心理学者 J…
序章:認知のズレは、OSの違いから生まれる 人は同じ言葉を使っていても、 世界を“処理する仕組み”が最初から異なっていることがある。 これは能力差の問題ではない。 脳のOS(認知・注意・処理方式)の初期設定が違うだけである。 人類には、おおまかに次の2つのOSが存在する。 第1章:近距離OS──現在と具体に最適化された処理システム このOSは「今ここ」の情報に強い。 目に見える事物 体感覚 周囲の変化 人の感情の微細な揺れ これらを素早くキャッチし、状況を安定させる。 言うなれば 身体知・生活知に全振りしたOS である。 利点: 危険察知 生活の維持 人間関係の空気を読む 目の前の問題を即時処…
「日本人には一人称がない」 みんな = 私たち = 三人称的おてんとうさま 「子どもがケアする世界をケアする」 佐伯胖(さえきゆたか)編著 ミネルヴァ書房 (2017.8) の中から 佐伯胖 著 第1章「二人称的アプローチ」入門 p70~77 より抜粋 「二人称的アプローチ」の難しさ たとえば、「子どもに寄り添っている」つもりが、「同感的かかわり」となり、結果的に「アタッチメント病」に陥ってしまうことがありました。そしてそれが高じてくると、大人社会にも蔓延した「私たち中心主義」になり、山岸俊男が日本社会の特徵としてあげた「安心社会」思考でカラに閉じこもつてしまうことも警告しました。 この「安心…
🌙 こんにちは!こんばんは! 「なぜ、このサイトは使いやすいんだろう?」「どうして、このアプリはストレスを感じるんだろう?」 ──そんな疑問を抱いたこと、ありますか?🤔 実はその“使いやすさ”の裏には、人の**心の動き(認知心理)**が深く関わっています。ユーザビリティを語るうえで、デザインだけではなく「人間の心理の理解」が欠かせません。🧠✨ 今日は、“認知心理学”の視点から、ユーザビリティを高めるヒントを一緒に見ていきましょう。🌿 🎯 「認知負荷」を減らすデザインとは まず押さえたいのが「認知負荷(cognitive load)」という考え方。人は一度に多くの情報を処理できません。💦 たとえ…
私は、ときどき思うのです。言葉にしようとした瞬間、目の前にあったものがすうっと形を変えてしまうことがあると。 たとえば、ある朝のこと。ナスの葉にびっしりとついていた朝露を見て、私はそれを「宝石のようだ」と書きたくなりました。「砂糖衣に包まれたドライフルーツのようだ」とも。 けれど、それを言葉にしてしまったら──私が見たあの透明な粒の、名もなき静けさが、すべて“既知の何か”に変換されてしまうような気がしたのです。 だから私は、あえてたとえを使わずに、ただそのままの姿を書こうと決めました。 だけど、それは簡単なことではありませんでした。 なぜなら人間の脳は、「これは前に見たあれに似ている」「きっと…
こんにちは。「都会のはしっこ、2LDKで育ててます。」の管理人です。 最近、教育系のニュースや本で「メタ認知能力」という言葉をよく見かけませんか? なんだか難しそうな言葉ですが、どうやらこれからの時代を生きる子供たちにとって、めちゃくちゃ重要な力らしい…と。 我が家には小学2年生の娘がいますが、公文の宿題なんかを見ていても、「ただ問題を解くだけじゃなくて、どうして間違えたのか、自分で気づけるようになってほしいな」なんて思うことが増えてきました。 これって、もしかして「メタ認知」と関係があるのかも? 気になりだしたら止まらない性格なので、今回はこの「メタ認知能力」について、専門的なレポートなども…
人はなぜ異なる考えを持ち、どのようにして共通の理解に至るのか。 人間は同じ出来事を前にしても、異なる考えを持つ。その理由は主観性にある。よく知られている話として、6人の盲人が象に触れてそれぞれ異なる解釈を示す寓話がある。彼らは象の一部しか触れられず、「象とは蛇のようだ」「象とは木の幹のようだ」などと主張した。この話は、同じ対象でも立場や視点によって捉え方が大きく異なることを示している。こうした主観的な見方の違いは、意見の不一致や評価のずれを生みやすい。そこで、どのようにすれば人は異なる解釈を乗り越え、共通理解に近づけるか詳しく考えてみたい。 第一に、人は育った環境や過去の経験が異なるため、同じ…
ストループ効果は「ストレス」で強まる:干渉・注意・生理反応をつなぐ完全ガイド 🧠 導入:なぜストレスはストループ干渉を大きくするのか ストループ効果(Stroop effect)は、色名語とインク色が一致しないときに生じる反応時間の遅延(RT延長)と誤反応の増加(ER上昇)を指す、認知心理学の代表的な「干渉」現象です。多くの研究で、ストレス(急性・慢性)はこの干渉を増大させる、すなわち不一致条件でのパフォーマンスをより悪化させることが示唆されています。直観的に言えば、ストレスは前頭前野系の実行制御(課題セットの維持・抑制・競合解消)を弱め、同時に読みという自動化処理のドライブを相対的に強めるた…
ストループ効果は「干渉」の現象 🧠 導入:ストループ効果とは何か ストループ効果(Stroop effect)は、色名語(例:「あか」)が実際の文字色と一致しない場合、色の命名(例:「青インクで印刷された「あか」を見て「青」と言う)に時間がかかる、あるいは誤反応が増える現象を指します。これは認知心理学における代表的な干渉(interference)であり、注意の選択・自動化・抑制といったメカニズムの相互作用を示す実験効果として広く知られています。 私たちが日常的に文字を読む行為は極めて自動化されており、視覚に入った瞬間に意味処理が走ります。他方で、「インク色を答える」という課題は、視覚色情報を…
人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学 (日経プレミアシリーズ)作者:今井むつみ日経BPAmazon Kindle版もあります。人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学 (日経プレミアシリーズ)作者:今井むつみ日経BPAmazon 『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』 『言語の本質』『学力喪失』の今井むつみ氏 最新刊! ***慶應大学SFC 最終講義 28年かけてつくりあげた決定版!「人は、わかっていても間違え、偏った視野をもち、誤解するもの。 だからこそ、どう学び、人とつきあい、社会を生き抜いていくかを考えることが大事。 そのために、認知科学からの知恵とエールをみなさ…