「読書が好きですか?」と訊かれれば、「はい。」と答えるが、私の蔵書はかなり少ない方だと思う。“本好き”の人でも、「読むのが好きなのであって、所有したいわけではない」という人もいれば、「本の重みで部屋の床が抜けそうで...でもまだまだ積読もあります...」という人もいる。私はそのどちらとも言えず、然してかっこいい理由もない。気に入った本を何度も読むし、“開拓”はこの“ものぐささん”には実に億劫なのだ。オススメを紹介されるだけではだめで、ちゃんと目の前まで差し出してほしい(ワガママ)。もし気に入ったら、結構な熱量で感謝すると思う。 子供の頃、クラスに一人はかなり本好きの子がいたよね。私の場合は、読…