*過去からの宿題* 数ヶ月前BBCラジオでサルマン・ラシュデイのインタビューを聴いた。2年前にニューヨークでナイフを持った男に刺され重症を負った事件や現在の心境などについて語っていた。 それを聴いてこの本のことを思い出した。半分読みかけのまま何年も本棚に眠っていたのだ。これは、何かお告げのようなものではないかと、そんなオカルト的なものではないにしても、読みかけの本をもう一度最初から読んでみるいいきっかけなのではないかと思った。 そういうことってありますか? 主人公ハルーンは「悲しみの国」に住む少年で、お父さんの職業は偉大なStory Teller(ふさわしい日本語を考えたけど思い当たらない。い…