百人一首第34番目の歌の作者は藤原興風おきかぜです。 三十六歌仙の一人です。 今回は藤原興風について紹介します。 藤原興風とは 生没年は不詳です。 この百人一首の歌の通りであれば、長寿の人だったと思われます。 最終の官位は正六位上でした。 和歌の実力は高く評価されていた人で、古今和歌集だけでも17首選ばれています。古今和歌集以降の勅撰和歌集を合わせると38首。 この時代の代表的な歌人であったといえます。 時代背景 平安時代には、建物の構造がその前の時代と比べて変化しました。 大きな変化は床が作られるようになったこと。 それまでは地面を固くかためて、その上に椅子を置いて座っていました。 それで、…