薩摩藩経済官僚 回天資金を作った幕末テクノクラート【電子書籍】[ 佐藤雅美 ]価格: 660 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 蘭癖大名として名をはせた島津重豪は、11歳で家督を継いでから隠居後して89歳で亡くなるまで実権を握り続けた。11代将軍徳川家斉の岳父の体面があり、また近代化た邁進したため浪費も激しく、1801年に121万両だった借金はみるみる膨らみ、1835年には500万両にも及んでしまう。当時の島津藩の月の収入が10万両であり、財政は完全に破綻していた。 身分が低い城下士出身の調所広郷は、茶道家として重豪に仕えた。文字通りの「茶坊主」だが、重豪は「ダメモト」で借金調達を申し付ける。…