論述eラーニング

出来事と、感情 この両方を聞こう とする方は多いです。 事実を聞いたら お気持ちも聞かなければならない 両方交互に聞くのが良い などと教わったという方も多いです。 しかし この２つでは足りません。 現にこの２つを交互に聞いていると そのうち 行き詰まりませんか。 「出来事も聞いた、感情も聞いちゃった、 …で？次なに聞こう！？」 ってなりませんか。 足りないからです。 もう1つ聞いてください。 【捉え方】です。 【出来事 ＋ 感情 ＋ 捉え方】 これで初めて 【経験を聴く】ことになります。 【出来事を聴く】何があったのですか。 →自分はバイト先のカフェにそのまま就職するのもありかと思ったが、両親…

仕事で悩んで相談に来られる方に その仕事に就いたきっかけを 聞く方は多いです。 聞かれた相談者は どう思うでしょうか。 「今の悩みを相談に来たのに なんでそんな何年も前の昔のことを 聞くんだろう？」 「これから先の将来のことを 考えたいのに なんで過去の話をしなきゃいけないの？」 「なに？初心を忘れるなとか そういう説教をするつもりなの？」 とあなたに疑念を抱く方も いらっしゃるかも。 私たちの説明が足りなすぎるのです。 確認したいことがあるなら 相談者にもわかるように 説明しましょう。 「今のお仕事を続けるか辞めるか 考えるにあたり、 今のお仕事に対する○○さんの思いや認識も 踏まえて考えた…

せっかく学んだので 理論を使って支援をしたいし キャリコンらしくなるように ツールを使いたいですよね。 プランド・ハプンスタンスとして捉える5つのスキル 転機を乗り越える４つのリソース ライフ・キャリア・レインボーの考え方 … ジョブカードを書いてスキルの振り返り ライフプランを立ててお金の見通しを立てる メリット・デメリット表を書いて冷静に考える … ですが 使えるのは 【目の前にいるこの相談者にとってこの方法が本当に相応しい時】 だけです。 使おう、使おうとしていると 使うことが目的になってしまい この相談者の独自性に寄与できるか の視点を忘れてしまいがちです。 相談者にとって相応しくない…

上司や同僚に相談していないと 〔職場でのコミュニケーション不足〕 妻に話していないと 〔家族とのコミュニケーション不足〕 と 決めつけないでくださいね。 これが試験官の一番嫌がるパターン。 『相談者の真の姿を見ていない』と 言われて減点されるやつです。 この視点で見てくださいね。 〔上司や同僚に相談したら 相談者の抱える苦しみは解決するか〕 解決する、と思う時 あなたの頭の中には どんな見通しがあるでしょうか。 上司や同僚に相談すると 「こうやればうまくいくよ」と アドバイスをもらえて 「わかりました、そうしてみます」と アドバイス通りに相談者がやって うまくいって 「わぁ知らなかった、仕事っ…

何を聞くとか どう言うとか どの理論を使うとか そんなことより前に 基本的なことができているのか そちらの方が大事です。 あなたは相談者を見ていますか。 クライエント観察技法といえば マイクロの下の方、２段目か３段目にあって 基本中の基本です。 何をするのか、説明できますか。 「え…見るんだよね？相談者を」 どう見るのですか。 あなたは本当に、相談者を見ることができていますか。 クライエント観察技法の練習を したことがあります。 すごいですよ。 相談者の顔の筋肉が0.5mm動いたとか 相談者の目の光が消えたとか 醸し出す空気が変わったとか 足を組む深さがどのくらいとか 首の角度が数度動いたとか…

相談者の話の中の 問いかけポイントに気づき 誘導せずに問いかける力 【純粋性】を身につけましょう。 相談者がひっかかっているポイントが 私たちに見えたら どうしても 相談者にここに気づいてもらいたい 前向きに変わってもらいたい と思って つい誘導してしまったり わざとらしい提示をしてしまったりします。 これをしたら最後 相談者からの信頼を失います。 相談者はあなたを 「私を操作しようとしている人」 「私に批判的な人」と思うでしょう。 相談者は敏感に察知しますよ。 でもキャリコン試験の評価項目は 『相談者が自分に気づき成長するような応答、プロセス』です。 どうやれば相談者が自ら自分に気づき 成長…

ロールプレイの練習をしていて 他の人が 自分の思い付かないようなことを 聞いていたり 終わった後オブザーバーから 「なんで○○のことを聞かなかったんですか？」 「私だったら○○について聞きますね」 なんて言われたりすると それを聞けなかった自分が惨めで たくさん聞けるようにならなくちゃ！ と思ってしまいますよね。 でもキャリアコンサルティングは たくさん聞き出すことが良いこと ではありません。 人の聞く切り口が 自分と違うのは、当たり前です。 仕方のないことです。 人が違うのですから。 価値観が、バックボーンが、ものさしが違います。 自分が気づかないことを 人は気づくのは当然です。 逆に人が気…